HOYAは、「暗所視支援眼鏡 MW10 HiKARI」を展開する視覚障がい者向け電子眼鏡事業を分社化することを発表した。
これにより、新会社である「ViXion」を設立した。
HOYAでは、2015年10月より、ロービジョン(何らかの原因により視覚に障がいを受け「見えにくい」「まぶしい」「見える範囲が 狭くて歩きにくい」など日常生活での不自由さをきたしている状態)の人を対象とした電子眼鏡の研究及び開発を開始している。
世界でも市場化の例をみない(HOYA 社内調査)暗所で見えにくくなる夜盲症のの人向けの暗所視支援眼鏡「MW10 HiKARI」を開発し、当社メディカル事業部に事業を移行して2018年4月より発売開始。
これまで、購入した患者や、クラウドファンディングを通じて寄贈した盲学校、眼科医・眼科学会など多方面から高い評価を得ていたという。
また、全国の自治体で、福祉機器である日常生活用具としての認可件数も徐々に増加し続けている。
今回、事業の意思決定スピードを上げ、利用者の方々のニーズによりきめ細やかに対応するためには、別会社として事業活動を行っていくことが最適であると判断し、分社化(スピンオフ)することにしたという。
新会社では、創造と革新により真に豊かな社会を目指すHOYAの理念を受け継
ぎつつ、「Light the World あなたの世界に光を灯す」を合言葉に、視覚障がい者の総合支援サービスを提供し、ロービジョンなどの視覚障がいの人々の不安の解消に努め、視覚障がい者が社会へ一歩踏み出す一助となることを目指していくとしている。