PayPayとLINE Pay、加盟店でのQRコード連携開始 最大約7,500万人の集客を期待

PayPayとLINE Payは、加盟店における連携を開始し、2021年4月下旬以降、全国300万か所以上のPayPay 加盟店のうち、ユーザースキャン方式(MPM)加盟店において「LINE Pay」での支払いを可能にすると発表した。

これまでPayPay とLINE Payは、共に日本のキャッシュレス化推進を目標に掲げ、社会のインフラとなる決済サービスを提供してきたという。

日本全国どこでもスマホひとつで支払える環境の整備、利便性の向上、安全・安心に利用できるサービスの追求、社会を賑わす大々的なキャンペーンなど、数年前まで多くの人にとって新たな体験であったスマートフォン決済を、日常生活に寄り添う身近なサービスにするため、さまざまな取り組みを行ってきた。

今回、ZホールディングスとLINEの経営統合が実現されたことにより、同じグループ傘下の仲間として、双方の強みを活かし、シナジーを生みながら同じ目標に向かっていくとのことだ。

また、PayPay とLINE Payは、2022年4月にLINE Payの国内QR・バーコード決済事業をPayPay の事業へ統合することについて、協議を開始。

その第一弾の取り組みとして、2021年4月下旬以降に、全国300万か所以上のPayPay 加盟店のうち、ユーザーがQRコードを読み取るユーザースキャン方式(MPM)を導入している加盟店において、「PayPay」に加えて「LINE Pay」での支払いが可能になるという。

これにより、ユーザーは一つのQRコードで「PayPay」と「LINE Pay」での支払いが可能になるため、最大約7,500万人の集客が期待できるほか、複数の決済手段に対応する際の導入・管理コストの削減につながるとのことだ。

なお、同対応にあたって加盟店側での手続きは不要で、手数料等にも変更は生じないとしている。対象加盟店には、順次新しいアクセプタンスマークを発送予定であるとのことだ。

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