OneGreen、日本に世界一のサウナを作るためのプロジェクト『ヴァルス計画』を始動

OneGreenは日本に世界一のサウナを作るためのプロジェクト『ヴァルス計画』を始動すると発表した。

日本の恵まれた自然や文化をサウナと掛け合わせて世界に発信し価値を高めることを目的としている。

『ヴァルス計画』では、場所の選定からコンセプト設計、建物のデザイン、実際の施工、体験コンテンツに至るまで、全国から共感するクルーを募集し、オープンイノベーションで推進する。

株Mitekiの提供するL I N Eをベースとしたオンラインサロンプラットフォーム「fan.salon」を利用して進めるという。

スイスのクール地方に、「テルメヴァルス」として有名なサウナ・温浴施設がある。

人口わずか1000人の小さな村に誕生した、世界的建築家ピーター・ズントーの代表的建築で、豊かな自然の中に調和した幾何学的なフォルムとラグジュアリーな空間デザインが特徴。

6万個を超える地元産の石材を用いるなど、地元の自然と地元の職人による伝統的な技術を融合させ、その良さを世界中に発信しており、サウナ愛好家をはじめ世界中からファンが訪れている。

One Greenは、日本の自然や技術・文化を掛け合わせ、このテルメ・ヴァルスを超える世界一のサウナをオープンイノベーションで開発するために、コードネーム『ヴァルス計画』として、プロジェクトを始動する。

日本には世界に誇る自然、伝統技術や文化があるにも関わらず、現在、その多くが衰退の危機に瀕している。

例えば森林と林業。現在、ほとんどのサウナ室には外国産の木材が使われているが、日本国内にも屋久杉、吉野杉、木曽檜、尾鷲檜、青森ヒバ、など世界の名木に負けない最高の国産材がたくさんある。

しかし、外国産木材の輸入や山間地における人材不足などの課題で、日本の林業は危機に瀕している。

林業の衰退は、山の荒廃を招き保水力が失われ、適切な間伐が行われないと土砂災害の引き金ともなる。

One Greenは『ヴァルス計画』を通じて、木材・林業をはじめとする日本の自然の恵みや豊かな文化を見直し、地産地消の素材や伝統技術を用いることで、その地方の価値、日本の価値を高め、発信していくとのことだ。

『ヴァルス計画』が目指すサウナは、これまでのサウナの概念を覆すサウナ。サウナから、スパ・温浴、鍼灸・エステ、自然・アウトドア、第一次産業体験、文化芸術・アート、食、コワーキング、サロン、宿泊、その全てを包含した『エクスペリエンス施設』となる。

脳科学的にサウナは感覚の加速装置と言える。サウナに入ると、深いリラックス状態と鋭敏な感覚が両立する状態になり、医学的にも、心身の持続的な健康に非常に理にかなった方法。

『ヴァルス計画』では、この人体のサステイナビリティのみならず、日本の恵まれた自然や文化をサウナと掛け合わせることで、自然にとっても産業にとっても一個人にとってもサステイナブルである場を目指すとのことだ。

『ヴァルス計画』では、オンラインサロンにて各界から仲間を集い、場所・コンセプト決めから実際の施工、施設で提供する内容まで、皆で理想の場所を共に作り上げていきます。素材、水、光、音、匂い、空間、建築、デザインなどあらゆるパラメータを考察し、世界最高の施設を目指す。
建築家、デザイナー、木材専門家、林業家、シェフ、伝統工芸職人、メディアアーティスト、ビジネスパーソン、観光業従事者など、各界から『ヴァルス』を実現し、サウナの概念をアップデートしていくクルー(仲間)を募集する。

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