野村アセットマネジメントは、確定拠出年金(DC)市場でのESG投資へのニーズの高まりに応えるため、ESG投資商品をリニューアルしたと発表した。
同社で16年間の運用実績を持つ「野村世界SRI(社会的責任投資)インデックスファンド(確定拠出年金向け)」の名称を、「野村世界ESG株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)」に変更。
さらに、信託報酬率を世界株式に投資するESGファンドの中で最も低い水準まで引き下げたとのことだ。
同ファンドが連動を目指すFTSE4Good Developed 100 Indexは、2014年9月に「ESG選定基準」を導入し、代表的な世界株式ESG指数と比較して良好なパフォーマンスを実現。
なお、DC加入者がより身近にESG投資を実践できるよう、信託報酬率を引き下げたが、同ファンドの運用方針や運用体制等に変更はないという。
同社は2020年5月よりDC向け国内株式ESGファンドとして「世の中を良くする企業ファンド(野村日本株ESG投資)(確定拠出年金向け)」を提供している。
今回リニューアルを行った「野村世界ESG株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)」と共に、DC向けのESG投資商品の主力ファンドとして展開していくとのことだ。
なお、野村グループは、「Drive Sustainability.」というコンセプトのもと、サステナブルな社会の実現と社会的課題の解決のため、ESG/SDGsに関連する活動に積極的に取り組んでおり、今回のリニューアルはその一環。
同社は今後も、ESG投資商品のラインナップ強化を含めた質の高いサービスの提供を通じて、DC加入者の資産形成をサポートしていくとしている。