ワークマン既存店632店とWORKMANPlus269店、さらに話題の#ワークマン女子1店舗の計902店を全国に展開するワークマンのアウトドア・スポーツ用シューズは毎年売上を倍増させて勢いがあるが、2021年新製品のイチオシとして「履くだけで前に進む靴」の販売を開始したと発表した。

この「ハイバウンスドリブンソール」(税込1,900円)は強気に初年度50万足を生産するという。

昨年発売の人気シューズ元祖「アスレシューズハイバウンス」は昨年の30万足から80万足に増産して、ハイバウンス・シリーズ全体で計130万足を販売する予定とのことだ。

今回の「ハイバウンスドリブンソール」は昨年発売して大好評の元祖「アスレシューズハイバウンス」(税込1,900円)から枝分かれして前に進む機能を強化したもの。

元祖製品はワークマン独自の高クッション素材「BounceTECH」(バウンステック)をミッドソール全面に組み込んでいて、下記の特徴があるという。

① 反発力があり柔らかく、「芝生」の上を歩くような履き心地(SNSの評価)
② クッション性が良いため疲れにくい、腰や膝の負担も少ない
③ 履き口はソックスシューズのように伸縮性があり、履きやすい
④ グリップ感があり滑りにくい靴底
⑤ アッパーはニットのため、240gと軽量
⑥ ヒモを外すとスリッポンスタイルに変身する2WAY仕様

元祖「アスレシューズハイバウンス」は、SNSでの高評価が拡散され、供給が追い付かない時期も多発した。

陸上歴40年の「芸能人アスリート」がYouTubeで実走して頂いたことも人気に火をつけ、初年度は欠品時期も多い中、ライトグレー、ブラックの2色で30万足を販売。

今年はホリゾンブルーとレッドダリアの2色を追加して計4色で80万足を販売する予定とのことだ。

元祖「アスレシューズハイバウンス」は、本格的にジョギングやウォーキングをするユーザーから、履き心地は最高だが前に推進する機能をもっと強化すべき・柔らかすぎて走りに安定感が出にくいとの意見が寄せられた。

ワークマンは「声のする方に進化する」企業のため、「履くだけで前に進む」機能を強化した次世代「ハイバウンス ドリブンソール」を開発。

同製品の特徴は以下。

  • ジョギング・ウォーキング用としてBounceTECHをソールの前後2か所に搭載
  • ソールのかかと部分に搭載した柔らかめBounceTECHの衝撃吸収力で着地の衝撃を緩和
  • 反りあがったつま先と、前部に搭載されたより反発力の強いBounceTECHが前に進む推進力になる
  • ソール全体を少し固くして、ジョギングやウォーキング時の安定性を強化
  • かかとで着地して、つま先で蹴ってジョギング・ウォーキングする場合の推進力はバツグン
  • 幅広なつま先は5本の指に自由度を与え、長時間の着用でもストレスを感じにくい

これらの走りの機能は複数の同社ランニング系アンバサダーによる長距離試走でも大好評であったという。中にはロングラン66㎞を完走した人も。

実際に直立不動では普通の靴だが、体を前に傾けると反ったつま先側に体重が移動して、つま先から推進力が発生して前に進む感じが体感できるという。万事に慎重な同社が初年度から新製品を50万足も生産することは今回が初めて。

これは、同社の社是である「機能と価格に、新基準」を具現化する自信作だからであるという。走りが得意な製品だが、買い物などの普段使いで、長めの時間を歩く場合に一番多く使われると想定しているとのことだ。

同社のもう一つのアウトドア・スポーツシューズの柱である耐久撥水と防汚機能付き「アクティブハイク」(税込1,900円)はアウトドアギアの専門家で同社アンバサダーの久冨保史さんと開発した人気製品。

品不足となっていたが、海外生産が安定してきたため本年度は50万足生産できる見込みであるとしている。

同製品はもともと低山ハイキング用に開発。しかし、履き心地が良いこともあり、主にタウンユースとして使われているという。

アウトドアで一度履くとヤミツキになり、街でも履き続けているユーザーも多いとしている。同社新製品の「作業服に変身するスーツ」(上下で税込4,800円)としっかりコーデできるとのことだ。