Uber Eatsは、配達パートナーの交通安全を共に推進することを目的として、公益財団法人日本サイクリング協会(JCA)と包括連携協定を締結したと発表した。
JCAのネットワークと知見を活かし、Uber Eats配達パートナーに対する交通安全啓発プログラムをより発展させていくとしている。
この業務提携は、Uber EatsとJCAの相互の連携を強化し、Uber Eatsを利用する配達パートナーの交通安全の向上を図ることを目的としている。この提携のもと、以下の取り組みが計画されているという。
- 配達パートナー向け自転車講習会を本年4月から東京都内で毎月開催。JCAから講師を招き、都内の自転車コースでの実技講習を実施。Uber Eatsの配達パートナーだけでなく、他社の配達パートナーや一般の方も参加可能とする予定。
- 交通ルールにかかるオンライン学習コンテンツ(安全講習ビデオ)の作成。オンライン学習は4月から全配達パートナーを対象に導入予定。
- 交通安全に係る取り組みに関する各種行政・警察機関との協力および連携。
- 配達パートナーに限らず一般消費者も含めた自転車利用に関する啓発活動の実施。
業務提携にあたって、JCAの長澤惠一代表理事は、次のようにコメントを寄せている。
「JCAは、これまで自転車による交通安全の普及に努めてまいりました。特にコロナ禍で配達パートナーは大変重要な役割を果たしているものの、同時に配達パートナーの振る舞いが大勢の人たちの目に留まるようにもなりました。
今起きている問題は、配達パートナーにとどまらず、日本の自転車利用者全体にも共通する課題と認識しております。配達パートナーが交通ルールを守り、さらに全ての自転車利用者の模範となれるよう、Uber Eatsと啓発に取り組んでいきたいと思います」
Uber Eatsは、引き続き、配達パートナーが安全かつ安心して配達できるよう、サポートしていくとのことだ。