LIFULL HOME’S、『LGBTQの方向けマイホーム講座・個別相談』のサービスを開始

LIFULLが運営する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」は、2021年2月25日より、住まい探しや家づくりについて専属アドバイザーに無料で相談できる「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」にて『LGBTQの方向けマイホーム講座・個別相談』のサービスを開始すると発表した。

同サービスは、物件種別を問わず相談でき、法律の専門家との提携により公正証等の書類作成の手続きをサポート。これは国内不動産ポータルサイトで初めての取り組みであるとしている。

新サービス『LGBTQの方向けマイホーム講座・個別相談』では、住宅購入における基礎知識をはじめ、LGBTQ当事者が直面する法的課題への備え方を講座形式で、一組ごとに相談や質問をしながら、学ぶことができるとのことだ。

受講方法は、ビデオ通話でのオンライン形式と「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」各店舗での対面形式を選択できる。

「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」は、家探し・家づくりを希望するユーザーが専属アドバイザーに無料で相談できる窓口サービス。

理想の不動産会社や物件に出会えるまで、専門家監修の講座や個別相談を通して中立的な立場からサポートを行うという。

新サービスの概要
講座名:
『パートナーと家を買うには?建てるには?LGBTQマイホーム講座・個別相談』
対象ユーザー:
戸籍上同性の二人で、注文住宅の建築や新築・中古物件の購入等を検討している人
費用:無料
受講方法:オンライン受講または、「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」各店舗での対面受講
受講日時:日時指定可(完全予約制)

特徴:下記①②は、業界初の取り組みであるという。
 ①法律の専門家と提携し、公正証書類の作成手続きをサポート
 ②物件種別を問わず相談が可能(注文住宅、新築一戸建て、新築マンション、中古マンション、中古一戸建て等)

同講座をテスト利用したLGBTQのユーザーからの声:
「状況を理解してもらった上で相談でき、自分達がどういう関係かを説明しなくてすむ点が楽だった」

日本の人口のうちLGBTQが占める割合は8.9%とされているという。

2015年以降、全国の約70自治体で同性カップルの関係を婚姻に準ずるものとみなす「パートナーシップ制度」が導入され、不動産・住宅市場においても「LGBTQ向け住宅ローン」商品の増加など、潜在的なニーズに応えようとする動きが活発化。

一方で、同性カップルが住宅を購入する際、不動産会社へカミングアウトできずに心理的な不都合が生じたり、長年連れ添っていても相続権や居住権が認められなかったりと、現在も課題は多く存在しているとのことだ。

これらの状況を受け、「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」が『LGBTQの方向けマイホーム講座・個別相談』サービスの提供により、住宅購入を望む同性カップルが安心して納得のいく選択ができるよう、中立的な立場から支援を行っていくとしている。

モバイルバージョンを終了