ANA・DHL、ファイザーのコロナワクチンについてベルギーから日本までの国際区間の輸送を開始

ANAと、DHL グローバルフォワーディングジャパン(以下、DHL)は、ファイザーの新型コロナワクチンについて、欧州ベルギーから日本までの国際区間の輸送を開始したと発表した。

ANA、DHL、ファイザーは、新型コロナワクチンを厳密な温度管理で安全に輸送・供給するためのオペレーション体制を構築している。

今後も引き続き万全の態勢でベルギーから日本への新型コロナワクチンの輸送・供給を進めていくとのことだ。

ANAはこれまで、欧州・日本間を中心に多くの医薬品の国際輸送を担い、温度管理のノウハウを蓄積してきた。

2017年には、日本の航空会社として初めて国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品輸送における国際品質認証であるCEIVファーマ認証を取得しており、医薬品輸送に関わる人員、訓練体制、品質管理、ハンドリングマニュアルを有しているという。

また、DHLは、グローバルネットワーク全体に9,000人を超えるライフサイエンス・ヘルスケア貨物のスペシャリストが在籍し、グローバルおよび国内のコールドチェーンネットワークと医薬品ロジスティクスの専門知識を活用することにより、ワクチンを安全に輸送し、全国の主要な接種施設へ届けるとしている。

過去数か月間、厳格な輸送要件を満たすため、日本のスペシャリストチームはファイザー、ANAと連携し、世界中のネットワークを活用して入念なインフラ計画・戦略、ストレステストに多くの時間を費やし、安全なワクチン輸送方法を確立。

ファイザーは、日本において約70年にわたり、サイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法を届けている。

独BioNTech社と米ファイザー社が共同で開発した新型コロナワクチンに関し、日本政府と締結した最終合意書に基づき、2021年に約1億4,400万回分を日本に提供する予定とのことだ。

ANA、DHL、ファイザーは、新型コロナワクチンの輸送・供給を通じて、1日も早い新型コロナウイルス感染症の終息に貢献し、人々が安心して生活できる社会の実現を目指していくとしている。

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