無印良品を展開する良品計画は、大阪市営地下鉄御堂筋線北花田駅に隣接する、「無印良品 イオンモール堺北花田」を2月27日にリニューアルオープンすると発表した。

この店舗は2018年3月にオープンした“食”の大型専門売場を備える大型店舗とのことだ。

今回のリニューアルは、店舗中央部のフードコート内に地域で親しまれているものの中でも特に取り扱いの要望が多かった食材をそろえて、新しいブースを開設するもの。

18年3月のオープン以来、人気コーナーとしてすでに定着している、近海から届く新鮮な魚貝をボリュームたっぷりに提供する「鮓(すし)」に加えて、以下の3つのブースが新設になるとしている。

・「糀」~糀屋がつくる伝統の食を現代に~
1689年に堺で創業し、今も当地に続く「糀屋雨風(こうじやあめかぜ)」が製造販売する、厳選した国産の減農薬米でつくられた糀。この糀からつくられる味噌・塩糀・甘酒をふんだんにつかった定食を、リーズナブルな価格で提供するという。

・「茶」~お茶を地域に継いでいくために~
 1850年に利休のふるさととして知られる堺にて創業、戦後に高石市へ拠点を移しながらも町衆の喫茶文化が花開いた堺で茶寮も営む製茶問屋「つぼ市製茶本舗」。看板商品となっている「煎茶・利休の詩」や「香り利休ほうじ茶」、それらを使用した抹茶ラテ、ほうじ茶ラテなどのドリンクを種類豊富に用意。

・「蒸」~熱い想いを蒸気にこめて~
堺の人気餃子専門店で修業された店長が新しく開業する、蒸し料理の専門店「蒸気茶楼 蒸’s」。焼売、中華ちまき、小籠包など単品だけでなくセットメニューも用意。

外で飲食することが難しくなった社会状況をふまえて、3つのブースともに、多くのメニューの持ち帰りに対応するとしている。