凸版印刷と、凸版印刷のグループ会社であるONE COMPATHは、ONE COMPATHが運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用する全国の男女29,789名を対象に、2021年1月25日から27日に、新型コロナウイルスに関する意識度アンケートを実施した。

この結果から、凸版印刷が独自で作成した「TOPPAN Original Scale(以下 コロナ意識度スケール)」を基に、5タイプの人物像に当てはめ、消費者の「コロナ意識度」を分析したという。

「コロナ意識度スケール」は、あらかじめテーマ設定した設問と評価点を定めた選択肢の中から、回答者の感情に最も近いものを選択してもらい、合計点数から新型コロナウイルスへの意識度レベルに応じた5タイプの人物像のうち、どのタイプに当てはまるかを評価するもの。

衛生環境や食事など、生活に関する8つのテーマに分けた設問を用意。回答者に自身の考え方に最も近い選択肢を選択してもらい、各選択肢に割り当てられた数値の合計点数から「コロナ意識度」5タイプに分類。

人物像の設定基準は、コロナへの考え方(感染症への警戒度)。5つのタイプは「コロナ意識度」が低い順から、「自由型」(コロナ意識度:0~20%)、「遊動型」(同:21~40%)、「バランス型」(同:41~60%)、「インドア型」(同:61~80%)、 「籠城型」(同:81~100%)。

合計点数が低いほど「コロナ意識度」が低く、合計点数が高いほど「コロナ意識度」が高い人物像に分類される。

今回の結果では、コロナ意識度が最も高い「籠城型」が過去最高の11.1%となった。

特徴といえるのは、いずれのタイプも、10月15日から30日に実施した2回目調査を境に変化しているということ。

「籠城型」(コロナ意識度:81~100%)、「インドア型」(61~80%)は2回目調査以降増加を続け、「自由型」(コロナ意識度:0~20%)、「遊導型」(21~40%)、「バランス型」(41~60%)は減少している。

調査期間中の一日平均陽性者数とも比例していることがわかるという。

今回は、2回目の緊急事態宣言が大きく影響していると考えられ、消費者が状況に応じた行動をとっていることが数値からも見ることができたとのことだ。

■ 調査概要
「Shufoo!」利用者調査
調査エリア: 全国
調査対象者: 「シュフーポイント」会員(全年齢の男女)
調査方法: インターネットリサーチ
1回目調査:2020年8月4日~8月31日、サンプル数 63,978名
2回目調査:2020年10月15日~10月30日、サンプル数 53,739名
3回目調査:2020年11月11日~11月30日、サンプル数 46,035名
4回目調査:2020年12月29日~2021年1月17日、サンプル数 46,156名
5回目調査:2021年1月25日~1月27日、サンプル数 29,789名

<参照元>
名前『電子チラシサービス『Shufoo!』、全国3万人の「コロナ意識度」調査