ランドセル 8割以上が体重2割以上の負荷を抱え毎日通学 ママタスラボ調べ

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「 mamatas(以下、ママタス )」の「mamatas labo (以下、ママタスlabo)」では、「ママの本音・希望・おかれている現状」といったリアルな情報を社会に届けるため定期的にアンケート調査を実施し、その結果を社会にむけて発信する活動をしている。

★実感している荷物量
・全体では8割以上の子どもが体重比2割以上の負荷を抱えて毎日通学中。最多帯(55.2%)は(荷物総量が体重比の)「2~3割」。

これは例えるなら体重50㎏の大人だと10~15㎏に相当 。教科書や教材だけでなく、コロナ禍によって水筒が毎日の荷物に加わった負荷も大きい。

・4人に約3人の子どもが「荷物が重い、つらい」と主張している(したことがある)ことが判明したという。

★荷量の変化(平日と週末週初)
・日々の荷物の総量平均は、3kg台と4kg台がそれぞれ約3割前後と最多帯。
・週末週初になると荷物は一気に増量。通常時の5Kg台16.9%→30.8%に増加。6kg以上にいたっては15%→39.4%と2倍以上に増加して全体の約4割を占めた。

★重い荷物への懸念
・重い荷物による愁訴の主な症状は、姿勢の歪み、身体の痛み、肩こりなど。「特にない」は37.6%にとどまり、子どもの6割以上に何らかの症状があることになる。
・保護者の約8割が「(重い荷物を持って通学することは)よくない」と回答。

★「置き勉」の実態
・文部科学省が推奨している「置き勉」。積極的な導入を望む「賛成」派は約9割と圧倒的多数である。
・しかし、実際に置き勉を「認めている」と明確に答えられた保護者は4割弱。「置き勉」の導入、運用の実態と保護者の希望とでは大きな乖離がある現状。

★「置き勉」の運用実態
・「置き勉」の実態をさらに質問。「置き勉OK。持ち帰りなし」は、わずか1.8%。

「置き勉」OKでも「特定教科限定」「宿題や家庭学習用に持ち帰る」などの条件が付いており、「置き勉」の定義や運用実態に幅があることがわかる。

★デジタル端末(PCやタブレット)の支給状況
・文部科学省の「一人1台端末環境」政策によりデジタル端末が「すでに支給されている」と答えた人はわずか8.1%。「近々、支給予定」が17.8%。一方で「まだ支給されていない」が64.8%。

支給見通しに関する情報開示や周知もあまり進んでいないことがわかる。

・当然ながら「全部もくしは一部の教科書類がすでにデジタル化されている」もわずか1割程度にとどまった。小学生全員にデジタル端末が支給されるまでには、まだ程遠い状況。

★デジタル教科書への是非
・教科書や教材のデジタル化を望む「賛成」派は6割超。一方で「わからない」が21.3%、反対も16.9%あった。

「デジタル」という言葉だけでは変革の内容がわからず、困惑する人も多い。

・一方で質問の切り口をかえ「デジタル化の中身」について質問すると「すべてデジタル化でよい」「部分的・限定的」「紙とデジタルの両方」も含めるとデジタル化肯定派は全体の9割以上を占めている。

一方、「すべて紙でよい」はわずか4.4%で、このまま現状の紙の教科書だけでいい、とも思っていないことがわかる。

アンケートの結果を受け、いまどきの小学生の「ランドセルと荷物の重さ」は、まだまだ改善はなされていないことが判明したという。

※緊急アンケート①②③概要
■アンケート①②の調査方法:Instagramストーリーを利用したインターネット調査/対象: 「ママタス」Instagramフォロワー(回答条件:なし)
《 ①》アンケート名: 「小学生のランドセル、重すぎる?」 /実施期間:2021年1月11日 /有効回答数:4,111件(「はい」「いいえ」の2択より選択)《②》アンケート名: 「教科書が重すぎる! 一部でもいいからデジタル化してほしい!」 /実施期間:2021年1月15日 /有効回答数:3,528件(「賛成」「反対」の2択より選択)
■アンケート③の調査方法:Googleフォームを利用したインターネット調査 /実施期間:2021年1月8日~1月17日
《③》アンケート名:「お子様のランドセル事情、教科書事情を教えてください!」 /対象(原則):「ママタス」Instagram、TwitterおよびFacebookフォロワー/回答条件(原則):小学生のお子様がいるママパパ(回答数:455)

<参照元>
ママタスラボ『〜いまどきのランドセル事情とデジタル教科書事情を探るアンケートから判明!〜小学生のランドセルが重すぎた‼だから、「ランドセルを軽くしよう!プロジェクト」、始動。

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