Googleは、2月中旬から、検索語句に対して十分に一致する結果がなかった場合に新しいメッセージを表示すると発表した。

現在、Google では、利用者が探している情報に対して、もっとも関連性の高い情報を見つけられるように様々な対策を講じているという。

入力ミスを検出し正しいワードを予測するシステムで、意図した検索語句に合致するページを見つけたり、BERT のような言語処理システムの継続的な改善により、ウェブページ内の記述と同じ文言で検索されていなくても、関連する言葉やコンセプトを手がかりに、探していることにマッチする情報を表示するとのことだ。

しかし、システムが常に完全であるとは限らないとし、入力された内容に一致する情報がウェブに存在しない場合もあるという。

なお現在、検索語句に対して十分に一致する結果がなかった場合に表示しているメッセージの下部に表示されている検索結果をスクロールして、役立つ情報があるかを確認できるが、このメッセージでは、ユーザーが探しているものにピッタリの情報が見つけられなかったことを伝えている。

これにより、検索語句の候補が表示される場合、同時に表示される検索のヒントを活用して検索の仕方を工夫することができるとのことだ。

Googleは、頻繁にこのメッセージが表示されることはないはずであるとしているが、このメッセージによって、有効な時間の使い方や探している情報にいち早くたどり着くための役に立つことを願っているとしている。

また、探している情報がもし見つからなくても、また日を改めて検索することで新たに公開されていることもあるとのことだ。