ウェザーニューズは、桜の季節に向けて「第三回桜開花予想」を発表した。

2021年のソメイヨシノの開花は、平年よりも早いところが多い予想で、開花トップは3月19日の東京で、21日に横浜、福岡、高知が続く。

3月末までには西・東日本の各地で開花し、4月上旬に長野や東北南部でも咲き始め、北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、全国で最も開花が遅い釧路地方では5月上旬に開花を迎える予想。

今シーズンと同様に、冬季にラニーニャ現象が発生していた2018年の桜開花は、全国的に開花が平年よりも早く進み、近畿や山陰、東海、関東などで観測史上最も早い満開となったところがあったという。

この年桜の生長が早くなったのは、ラニーニャ現象の影響で全国的に冬の気温が低く、桜のつぼみの休眠打破が確実に行われたことに加え、2月から3月にかけて暖かい日が増えてつぼみの生長が加速したためと考えているとのことだ。

今シーズンも度々の寒波で休眠打破はしっかりと行われたとみており、この先どれだけ暖かくなるかが、開花や満開の早さを左右すると同社は述べている。