AMPは読者に対し、「オンライン会議」に関するアンケートを実施した。

2020年は新型コロナウイルスの流行により、テレワークに移行する企業が増加。これにより、顔を合わせて会議を行っていた企業なども、オンライン会議を導入したのではないだろうか。

今回、AMPは、読者に「オンライン会議」に関する課題や対面での会議との差などについて調査。今回は、その結果を報告する。

約6割が「対面よりやりにくい」「意見が言いにくい」「注意散漫になりやすい」と回答

Q.オンライン会議について対面と比べ、どのように感じていますか?

AMP読者の中(対象:687人)の中で、24.5%の人が、「全体的に対面よりやりにくい」と回答。次いで、「対面より注意散漫になりやすい」が21.3%となった。

なお、「やりやすい」と回答したのは、16.3%、「対面より話を集中して聞ける」は6.4%となり、オンライン会議が対面と比べ良い印象であるのは2割強のみであることがわかった。

また、7.7%は、「対面と特に何も変わらない」と回答。

オンライン会議の課題は「ラグが生じる」「会話が重なる」「ネット環境に左右される」

Q.オンライン会議の課題はどこに感じますか?

次に、オンライン会議の課題はどこに感じるかを質問。1位となったのは、「リアクションがわかりにくかったり、ラグが生じてしまうこと」が54.8%となり、半数を超えた。

次いで「みんなで話すときに会話が重なってしまうこと」が49.7%、「個々のネット環境に左右されてしまうこと」が45.9%、「細かなコミュニケーションができないこと」が42.0%となった。

73.5%が飲み会の実施なし、13.5%がオンライン飲み会を開催

Q.あなたの会社では、忘年会や飲み会はどのように実施されますか?

飲み会の有無を聞いたところ、「実施しない」と回答したのは73.5%、4分の3が忘年会や新年会を実施しなかったことがわかる。

また、実際に飲食店で飲み会を行ったという回答は、「ソーシャルディスタンスを保って」行われたのが5.6%、「特に何も気にせず」行われたのが3.9%となった。

なお、社内での実施も3.5%となった。

今回の調査では、コロナ禍によってオンライン会議の浸透が進んだことが伺える。また、オンライン会議の課題は個々のネット環境によるコミュニケーションのズレがあることにより、ストレスに感じている人も多いのだろう。

こうした、オンライン会議によるコミュニケーションが取りにくいという状況は改善すべき課題なのかもしれない。