無印良品を展開する良品計画は、2017年にオープンした大型店「無印良品 シエスタハコダテ」を、2021年4月22日に増床リニューアルオープンすると発表した。

北海道最大級の売場面積を誇るこの店舗は、B1階に北海道・東北地区で初の“食”の専門売場を導入し、地元の人々との協業を通して、地域社会のコミュニティとしての役割をこれまで以上発揮することを目指すとのことだ。

また、2月10日より、店舗の最新情報を「無印良品 シエスタハコダテ」店舗ウェブページにて順次公開していくとし、さらに、無料アプリMUJI passportで同店舗をフォローすると、店舗が配信するニュースが届くとのことだ。

無印良品は、商品やサービスを通じて世界の方々の生活の役に立つ店舗でありたいと考えているという。

衣・食・住のくらしの営みはそれぞれ密接に関連しており、本来分けて考えることはできず、中でも「食」はその中心となる。しかしながら、都市生活者にとって、食の生産現場である畑や農場、漁場は遠い存在となり、食べ物は単に商品として消費されるものとなっている。

多くの商品は、名前や価格にのみ注目され、そこに込められた生産者たちの想いや数々の工夫といった情報は知らされていないのが現状であるとのことだ。

この店舗では、無印良品の標準的な品揃えに加え、野菜、惣菜、グロサリーなど、新鮮な食材や近郊で加工生産された商品を提供。

また、「食を通してつなぐ、つながる」をコンセプトに、地元生産者とのつながりが深い野菜・果物の専門店や函館の老舗パン屋、化学調味料・食品添加物をできるだけ使わない惣菜店など、無印良品の考え方に共感する企業と協業している。

無印良品ならではの視点から地域の魅力を見出し紹介することで、ユーザーと生産者との信頼やつながり、交流を生みだしていきたいと考えているとのことだ。

なお、全国の無印良品で不定期に開催している「つながる市」は、地域の人々と一緒につくり、運営している期間限定のマーケット。

「無印良品 シエスタハコダテ」は、過去27回も開催した「函館つながる市」を通して、地域の人々とのつながりを深めてきたという。

今回のリニューアルオープンをきっかけに、地域生産者や個人商店の商品を販売するコーナーを店内で常設。野菜、和洋菓子、乾物などの食品に加え、地域の工芸品や地元のアーティストの作品なども販売するという。

また、今後は農家や漁師が直接販売するマルシェや、地域ごとの「うまいもの市」などのイベントの開催も予定しているとのことだ

店舗概要は以下。

店舗名：無印良品　シエスタハコダテ
所在地：〒040-0011  北海道函館市函館本町24番地１  B1F～3Ｆ
売場面積：826坪（約2,730m2）← 増床前 : 741坪（約2,500m2）
オープン日：2021年4月22日
営業時間：10:00 – 20:00