ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)は、オンライン動画学習サービス「Udemy for Business(ユーデミー・フォー・ビジネス)」を、福井県庁職員向けDX人材研修プログラムとして、サービス提供を開始したことを発表した。
現在、コロナ禍もあり世界的にデジタル化の取り組みが求められる一方で、日本では行政におけるデジタル化が遅れており、その要因の一つが行政機関におけるIT人材不足だと言われているという。とくに地方では、IT人材の獲得が難しいとしている。
そこで、今、地方自治体では現在働いている職員のDXスキル育成を行い、デジタル化のスピードとレベルアップを図ろうとする動きが起きており、今回、研修が始まった福井県も、昨年度に就任した杉本達治新知事のもと、行政のデジタル化に力を入れているとのことだ。
現在、県庁未来戦略課を推進役とし、県知事をはじめ多くの職員がオンラインで最新のIT技術や知見を学んでいる。
今後も地方自治体でのDX人材育成ニーズが増え、オンラインでIT技術を学ぶ人が増えていくと予想し、同社は今回の福井県での導入に続き、「Udemy for Business」を通して、これからも地方自治体のDX化推進支援に取り組んでいくとしている。
福井県知事 杉本 達治氏は「さらに地域全体のDXリテラシーを高めるため、まずは職員がUdemyによる学習を通してDXについての知識を深め、その成果を政策づくりに活かすことにより、行政分野はもとより、生活・産業分野においても幅広くDXを推進していきます。」とコメントしている。