ソニーは、次世代のクリエイターの育成を推進する「Sony Creators Gate」の取り組みとして、黒鳥社のコンテンツ・ディレクター若林恵 氏と、三者対話ライブ「trialog vol.11 SUSTAINABILITY|社会のウェルネス」を、2021年2月27日13:00より、完全オンラインで開催すると発表した。
昨年の新型コロナウイルスのパンデミックは、私たちを取り巻く社会環境について見つめ直すきっかけとなったという。
様々な社会問題が山積する中で、より持続的で健康的な社会を目指すための地殻変動は様々なフィールドで起こっている。
今回のtrialogでは、そんな地殻変動をリードするクリエイターや起業家をゲストに迎え、ソニーのプロジェクトおよび事業に関わるキーパーソンと共に “SUSTAINABILITY|社会のウェルネス”というテーマで、3つのセッションを通して議論するとのことだ。
セッション1では「『価値観』を着よう」、セッション2では「文化と社会変革」、セッション3では「オープンイノベーション」をテーマに、これからの社会のウェルネスについて、三者対話を通じて考える。
今回はトークセッション以外の取り組みとしてミュージックセッションを実施する予定。
なお、当日は、Sony-Storeis公式Twitterアカウントとtrialog 公式Twitterアカウントにて、イベントの模様をライブ配信する予定。
SESSION 1
Wear Your Values|「価値観」を着よう
衣服の大量廃棄や生産過程での環境負荷などの問題がファッション業界の重大な課題として認知され始めたことで、私たちの「着る」という行為の意味も徐々に変化が生じている。
「早く、安く」トレンドを消費する「ファストファッション」から、個人の価値観を表現するツールとして「着る」という行為が注目を集めている。
SESSION 1では、サステナビリティへの取り組みの最前線を走る面々として、服から服をつくるサーキュラーエコノミーを実現するブランド「BRING™」の中村崇之、世界中で年間1億トン以上も排出される余剰バイオマス(お米の籾殻)から生まれたサステナブル新素材「トリポーラス™」の事業開発を手掛ける、ソニーの山ノ井俊が登壇。
アメリカで広がる消費を通したアクティビズムの動きを、新著「Weの市民革命」で伝えた佐久間裕美子とともに、ファッション業界によるサステナビリティへの取り組みや、「着る」という行為の意味がどのように変化しつつあるのかを議論するという。
SESSION 2
Culture and Social Change|文化と社会変革
SESSION 2では、ソーシャルチェンジのために「文化」というプラットフォームが持つ可能性・影響力について話し合いを行う。
文化セクターに属する企業やプロジェクトは、社会変革のためにどのような役割を果たしうるのか。
ゲームを通してサステナブルな社会を実現すべく、ソニー・インタラクティブエンタテインメントで様々なプロジェクトに取り組むキアレン・メイヤーズらが気鋭のゲームクリエイター・水口哲也とともに登壇。
「文化」は社会変革のレバレッジとしてどのように活かされるのかを、それぞれの立場から議論するとのことだ。
SESSION 3
Open Innovation|オープンイノベーション
ビジネスセクターとパブリックセクターの垣根を超えて、今、大きな注目を集めるオープンイノベーション。幅広い関係者を巻き込んで行われるイノベーション手法として一般的には認知されているが、その実態や本質は正確には捉えられていないという。
SESSION 3では、広義な意味でのサステナブルな社会の実現のために、世界各地で、オープンイノベーションの実践を重ねるイノベーターが集結。
市民によって都市環境を改善する協調的アプローチ「オープンソース・アーバニズム」のパイオニアである、トーマス・エルマコラ、エネルギーのオープンイノベーションプロジェクト「OESプロジェクト」を手掛ける、ソニーコンピュータサイエンス研究所の柳平大樹氏が、trialog代表の若林恵氏と、世界各地で起こるオープンイノベーションの真価に迫る。
当日は、Sony-Stories公式Twitterアカウントとtrialog公式Twitterアカウントにてイベントの模様をライブ配信する。