医療人材ビジネスを展開するエムスリーキャリアは、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)対応施設に対して、新型コロナ対応に協力可能な医師を迅速に紹介するサービスを2021年1月15日付で開始したと発表した。

新型コロナの患者数は増加傾向にあり、患者を治療・隔離するための「新型コロナ病床」の拡充や、宿泊療養施設の整備だけでなく、今後予定されているワクチン接種のような各種対応には医師が不可欠であるという。

しかし、医師が協力できる業務内容や時期、許容できる感染リスクが一人ひとり異なるだけでなく、採用現場においても新型コロナ対応を行う医師の選考・受入ノウハウが無いことから、医師の採用に対して、各種条件の確認・調整に時間がかかっているケースが散見されているとのことだ。

【サービスの特徴】

1. 参加意欲が高い医師を予め把握

日本の医師の9割以上にあたる29万人以上が登録するm3.comの会員の中から協力可能な医師を予め把握するだけでなく、対応できる医療行為や希望の条件など全5項目についてもアンケートで確認を行うことで、医療施設からの協力依頼が発生した際に迅速にマッチングを実施。

なお、事前アンケートでは、約7割の医師が新型コロナ対応施設での協力に前向きであったという。

2. 採用条件の確認の相談・希望条件の調整を実施

各医療機関のニーズに合わせ、新型コロナ対応を行う医師の採用条件についての相談にのるだけでなく、医師との勤務条件の調整もする。

3. 医療機関だけでなく企業向けにも紹介

ワクチン接種対応などにおいては医療機関のみならず企業からも相談が寄せられている。

医師の採用に不慣れな企業向けには、医師の採用基準のアドバイスや面接の同席・ファシリテートなど医師採用を幅広くサポートするとのことだ。