ピクスタ、本社を渋谷に縮小移転 面積3分の1に コストは5割強削減

pixta

写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」や家族・子供向け出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」を運営するピクスタは、2021年2月8日に本社を縮小移転したことを発表した。

新オフィス所在地は、渋谷三丁目3番5号 NBF渋谷イースト7階となる。

ピクスタでは、新型コロナウイルスの感染拡大が囁かれ始めた2020年2月18日から「在宅勤務推奨」として、リモートワークとコアタイム(必ず勤務しなければならない時間帯)を廃したスーパーフレックス制度を暫定的にスタート。

いつまで続くのか先が見えない中、同年4月に緊急事態宣言が発令され、原則オフィス出社を禁止する「原則在宅勤務」へと体制を強化し、その後、緊急事態宣言が解除された6月以降は、再び「在宅勤務推奨」へと緩和しながらもリモートワークを継続してきたという。

その中でも、予定していたPIXTA事業の新たなサービスを開始するなど、生産性を落とすことなく事業を成長させることができたことや、約120名いる従業員も、1日の平均出社人数が10名前後であったことを受けて「オフィスの在り方とこれからの働き方」を見直し、コロナ収束後も「リモートワーク主体の働き方」へと移行することを決定したとのことだ。

2020年11月1日からは、暫定的にスタートしていた「スーパーフレックス制度」を正式に導入し、出社を前提にしていた福利厚生「近距離手当」(会社から4.5km圏内に住む人に一律2.5万円を支給)を廃止し、代わりに在宅勤務による仕事環境の整備や光熱費・通信費の補助として新たに毎月1万円を支給する「リモートワーク手当」も導入。

従業員のそれぞれのライフスタイルに合わせて、最も働きやすく生産性の高い時間・場所で働ける自由度の高い「新しい働き方」に合わせて、従業員全員の出社を前提とした広々としたオフィスから3分の1程度に面積を縮小した新たなオフィスに移転することに決めたとしている。

旧オフィスからの変化として、以下を挙げている。
・約300坪あった旧オフィスから3分の1に面積を縮小
・賃料など含めコストは5割強削減
・11室あった会議室・応接室も1室に減らし、別途オンライン会議用個人ブースを2席設置
・約120席あった固定席を廃し、約20席の「フリーアドレス席」へ
・コミュニケーションをとりやすいロッカー兼スタンディングテーブルや、フリースペースの設置
・屋上庭園で気分転換も可能に(入居オフィスビル共用設備)

モバイルバージョンを終了