凸版印刷と東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(以下、東京大学Cedep)は、2018年より共同研究として「幼児期の非認知能力の育ちを支えるプロジェクト」に取り組んできたという。

非認知能力とは、読み・書き・計算など知能テストで測定してきた能力以外の、自分を大切にし、自分を高めようとする力、周りの人とうまくやっていく力、自分の感情をうまくコントロールする力などを指す。

これらの資質・能力は、子どもの健全な育ちを長期にわたり予測する要素の一つと考えられているとのことだ。

このプロジェクトでは乳幼児の保護者や、保育園、幼稚園、認定こども園などの幼児教育・保育施設の運営者・保育者が、子どもの非認知能力についてどのような認識を持っているか、また、どのような具体的な取り組みを行っているのかについての調査を実施。

これらの調査とともに、幼児教育・保育施設の保育者が子どもの非認知能力、特に子どもの意欲を「見とり・支える」ことを補助するコンテンツやタブレット用記録アプリの開発を進めているという。

そして今回、凸版印刷と東京大学Cedepは、同プロジェクトの概要と静岡県袋井市における実証実験、家庭や園における非認知能力についての意識や取り組みに関する調査を紹介するシンポジウムを開催すると発表した。

日時は、2月16日14時~16時で実施され、オンライン(ZOOM)で開催される。

プログラムは以下の通り。

1.開催挨拶
2.凸版印刷の取り組み・共同研究について
3.プログラム概要・成果の紹介
4.「乳幼児期の非認知能力についての保護者・保育者の意識および取り組みに関する調査」について
5.指定討論
6.質疑応答
7.閉会挨拶