「三菱地所アクセラレータープログラム 2020」 採択企業8社が決定

三菱地所とサムライインキュベートは、スタートアップ企業とのオープンイノベーションによる新事業創出を目指す「三菱地所アクセラレータープログラム
2020※」について、採択企業8社を決定したと発表した。

同プログラムは、イノベーション創出とビジネスモデル変革を目的として 2017 年度より実施している。

4期目となる今回は、急激な社会変容・行動様式の変化が求められる昨今の状況を踏まえ、ともに課題に向き合い、新しいまちのあり方を提案していくパートナーとなるスタートアップ企業を募集し、110件のビジネスプラン応募のなかから、以下 8 社のスタートアップ企業を採択したとのことだ。

今期含め、合計で過去約650件の応募があり、合計24社の企業を採択しているという。

・AirX
2023年以降訪れる「空の移動革命」を見据え、空の交通デジタルプラットフォームを開発するテクノロジーカンパニー。空の観光遊覧事業、空の移動プラットフォームを展開する。

・コークッキング
食品ロス削減と意識向上のためのフードシェアリングサービス「TABETE」を展開。中食・外食店舗を中心に、食事が余ってしまったお店と、お得な食事を探しているユーザーとのマッチングを行う。

・Drone Future Aviation
顧客に合ったドローンや配送ロボット、配膳ロボットを世界中から調達し国内向けにカスタマイズをして販売、リースを行う。

・ヘラルボニー
福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す福祉実験ユニット。日本全国の知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000 点以上のアートデータを軸とする事業を展開する。

・PacPort
「モノ」の受渡を非対面・非接触で実現させる、スマートロックとサービスプラットフォームを提供するデジタルトランスフォーマー。集合住宅向けロッカーサービスを提供。

・scheme verge
MaaS を用いたデータ駆動型エリアマネジメント事業会社。エリア全体を回遊するような MaaS 整備を行うとともに、そのデータを分析して潜在ニーズに基づく観光コンテンツや地域拠点の造成とDXを進める。

・THIRD
800 社超が利用するAI不動産管理システム「管理ロイド」を展開。AI が搭載されたアプリによって、不動産管理の労働生産性改善(最大66%ほどの業務効率化事例あり)と管理品質向上を実現する。

・AZOO
ホテルシステム「WASIMIL」を展開。予約取得、フロント・清掃業務、収益管理、マーケティングまでが一つのシステムで全同期、一元管理可能となり、ホテル運営を自動化・効率化する。

三菱地所は、これまで多種多様なスタートアップ企業との共創を進めるアクセラレータープログラムのほか、社内における新事業提案制度やベンチャー出資、インキュベーション施設の開発・運営を通じビジネス
チャンスの創出を行ってきた。

今後もビジネスモデル革新の推進を目指し、既存事業領域における競争力強化だけでなく、「ノンアセットビジネス」や「BtoC/BtoBtoC に着目した新たな事業展開」に引き続き注力していくとしている。

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