帝国ホテル、新事業「サービスアパートメント」開始 食事や洗濯などはサブスク方式

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帝国ホテル東京は、新規事業としてサービスアパートメント『帝国ホテル サービスアパートメント』を開始することを発表した。

帝国ホテル サービスアパートメントは、ホテルのリソースを活用し、旅館業法下で行う「ホテル内サービスアパートメント」という新しい住まい方を提案する新規ビジネス。

帝国ホテル サービスアパートメント開始にあたり、タワー館の客室 3フロアの一部を改修し、99室のサービスアパートメントにしたという。

旅館業法に則った事業のため、一般的なサービスアパートメントのような煩雑な契約もなく、都心での生活を気軽にスタートすることが可能。

客室内にキッチンや大型冷蔵庫などは設置しないが、それらを十分に補い、より快適な滞在を実現するため、専属サービスアテンダントによる24時間対応のサービスなどをベースに、日々の生活に必要な食事や洗濯などはサブスクリプション方式で提供するなど、ホテルならではのサービスや設備を活用して滞在できるとのことだ。

料金は、長期滞在も短期滞在も可能な料金体系で、スタジオタイプ(約30平方メートル)の場合、月額 360,000円(税金・サービス料込み)。最低宿泊日数は5泊からで150,000円(税金・サービス料込み)。

アパートメントフロアには共同利用スペースの「コミュニティルーム」を設置し、朝食のパンを無料で提供するほか、洗濯乾燥機、電子レンジなどを自由に利用可能。

また、ルームサービスによるサービスアパートメント利用者専用の食事メニューと、シャツ類のランドリーサービスは、サブスクリプション方式、つまり、定額による一定期間の利用権として提供するとしている。

このほか、ホテル内設備として、ホテルラウンジでのコーヒーまたは紅茶の提供、駐車場利用(1室につき1台)、フィットネスセンター・プール・サウナ利用(当面は予約制)、ミーティングルーム(予約制)やオフィスワークに最適なビジネスラウンジの利用、荷物のお預かり(数量等制限あり)などのサービスが含まれる。

また、専属サービスアテンダントへの申し付けにはChat(チャット)によるコミュニティサービスを導入。

なお、同事業について、同社では、エグゼクティブ層を中心とした”第2の仕事場”としての利用のほか、企業規模でのBCP対策や、富裕層のセカンドハウスなどの需要を見込んでいるとのことだ。

予約開始は2月1日、入居開始は3月15日としている。

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