なでしこ岩渕真奈の2018年アジア杯使用ユニをチャリティーオークションに出品 医療従事者支援へ

デュアルキャリアは、サッカー日本女子代表の岩渕真奈選手がコロナと闘い続ける医療従事者を支援するために、2018年アジア杯で実使用したユニフォームをチャリティーオークションに出品すると発表した。

コロナ禍によるオリンピック延期、度重なるスポーツイベントの中止、プロスポーツリーグの休止など、2020年は、あらゆる”もの”や”こと”の価値観が大きく揺らいだ年であり、スポーツ界もこれまでにない転換期を迎えた。

そういった状況下で迎えた2021年、アスリートやスポーツの現実的なファンづくりに貢献し、アスリートの持続可能な未来をつくることを行うデュアルキャリアは、アスリートの「リアル」を伝えることを使命として誕生したメディア「REAL SPORTS(リアルスポーツ)」と連携。

世界中で活躍する日本人アスリートたちが世の中に対して貢献できることを、同企画を通して発信し、出品される商品に込められた想いと共に、世の中の多くのスポーツファンへ届け、現実的な社会への貢献を行うことを目的としたチャリティーオークションを開催するとのことだ。

世界中が新型コロナウイルス感染症という未稀有の危機にさらされている現在、多くのアスリートが、自分たちは本当に多くの人たちに支えられて競技ができていることを痛感し、「このような状況下で自分たちにできることとは何か?」と自問自答しているという。

2011年からなでしこジャパンの中心選手として活躍する岩渕真奈選手もその一人。

コロナ禍で思うように競技ができない状況が続く中で、「競技ができない時であっても応援してくれるファンの為にもできることはできる範囲でやりたい」という強い想いから、今回のチャリティー活動に参加することを決意したとのことだ。

商品に込められた岩渕真奈選手からの”メッセージ”は以下となる。

「このユニフォームを着始めた2018年のAFC女子アジアカップでは優勝、大会フル出場、MVPに選ばれて一番自分が輝けた時です。新型コロナウイルス感染症対応に尽力する医療従事者の方々に対する感謝の気持ちを伝えるために、『もっとできることないかな?』と考えていて。これまでに着たユニフォームは自分自身でいくつか持っていて、自宅に置いておくよりは寄付することで誰かのためになるなら、役立てたいなと考えました。

また、コロナ禍で自分の生活でもいろんなことを我慢して制限をかけながら働いてくださっている医療従事者の皆さまに対して、少しでも役に立てばという想いと、感謝の想いを込めました」

2018年AFCアジアカップでは、5試合フル出場を果たし、2ゴールを決め、日本代表のアジアカップ5連覇に大きく貢献。大会MVPにも選ばれ、岩渕真奈選手の人生にとって大切な時間を共に過ごしたユニフォームであるという。

そんな大切なユニフォームに、今回のチャリティー企画への強い想いをサインに込めて出品するとのことだ。

なお、同企画のオークションによる収益の寄付先については、広島県神石高原町に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOピースウィンズ・ジャパンを通して医療従事者支援に寄付するとしている。

また、同企画のオークションプラットフォームは、「アスリートの可能性を最大化する」ための日本最大のスポーツ専門公式オークションサービス「HATTRICK(ハットトリック)オークション」。

アスリートが着用したユニフォームやスパイクなどの希少性の高いアイテムを取り扱い、アスリートとファンの深い繋がりを生み出し、新しい価値を共創していくことを目的とした新サービスであるとのことだ。

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