カヤック、厚木市においてコミュニティ通貨「まちのコイン」を使った「SDGsつながりポイント事業」2月26日開始

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カヤックは、神奈川県厚木市と連携し、同社が開発したコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン」を活用した神奈川県の「SDGsつながりポイント事業」を2021年2月26日より開始すると発表した。

同事業は、神奈川県が、SDGsの達成を図るため、地域の社会的課題の解決に向けた活動に、ポイントを通じて、住民、店舗・企業の直接・間接的な参加を促し、地域活性化とSDGsの自分ごと化を図ることを目的に立ち上げ。

2019年11月に鎌倉で実証実験を実施後、2020年2月に小田原市、2021年1月19日に鎌倉市で導入され、今回の厚木市で3市目となるとのことだ。

厚木市は、2008年に位置付けた市民協働元年を契機として、国際認証である「セーフコミュニティ」の認証取得や自治基本条例の制定、市民ふれあい都市宣言など、市民・事業者・行政が一体となった、市民協働によるまちづくりを展開してきた。

SDGsの理念にも合致するこれまでのまちづくりを更に推進するとともに、SDGsの取組を通じてまちを活性化することを目的に「SDGsつながりポイント事業」を開始することにしたとのことだ。

「まちのコイン」のゲーム感覚で楽しめる仕組みと、動機付けとなるポイントの獲得により、地域やSDGs活動参加へのハードルを下げ、市民の参加促進が期待される。

これまで23スポット(加盟店)が加盟し、「市街地美化清掃」や「吹きガラスの体験」などのポイント獲得と利用ができる予定であるとしている。

厚木市「SDGsつながりポイント事業」の概要は以下。

なお、緊急事態宣言の状況による、開始時期が変更になる場合もあるとのこと。

コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」は、使えば使うほど、人と人が仲良くなるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス。同通貨を活用することで、 地域内外の人のつながりをつくり、 良好な地域コミュニティ形成が期待できるという。

2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で採択されて以来、福岡県八女市など5つの地域で活用され、2月1日から長野県上田市、佐久市での導入も決定している。

鎌倉に本社を置くカヤックは、地域固有の魅力を資本と捉えた「鎌倉資本主義」という考えを発信している。

「まちのコイン」は、「地域社会資本」である地域のコミュニティとの繋がりを促進する、仲間づくりのためのコミュニティ通貨となっており、人と人とが繋がることで、その地域をもっと好きになり、地域の社会課題の解決や地域経済の活性に貢献することを目指すとしている。

【特長】

【仕組み】
「まちのコイン」アプリをダウンロードし、QRコードを介して、ユーザーがポイントを獲得、利用できる。

ユーザーは地域活動などに参加するとポイントを獲得し、獲得したポイントは加盟店等で利用することができるが、円に換金することはできないという。なお、ポイントは発行から最大180日で利用できなくなるとのことだ。

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