PKSHA Technology (以下、PKSHA)とNTTドコモ(以下、ドコモ)は、ドコモが提供する駐車場アプリ「Smart Parking Peasy®」(以下、Peasy)から、Peasy専用機器がないコインパーキングの予約と精算ができるサービスを開始したと発表した。
PKSHAは駐車場のデジタル化に向け、子会社であるアイテックを通じ全国の駐車場にセンサー機器を展開している。
同社のロックレス駐車場機器を導入しているコインパーキングを対象として、まずは東京・大阪エリアの約70か所の駐車場から順次導入するという。
Peasyは、駐車予定30分前からの事前予約や駐車料金のキャッシュレスでの支払い、駐車場の混雑状況の確認が可能。
アイテックはPKSHAの画像検知アルゴリズムやソフトウエアを用いたロックレスの駐車場機器ソリューションを展開している。
PKSHAとドコモが共同開発したAPIを利用することで、アイテックの駐車場機器を導入しているコインパーキングで新たにPeasyが使用可能となり、Peasy対応駐車場数が全国で約500車室増加予定となり、Peasyユーザーの選択肢が大きく広がるとのことだ。
これまで駐車場運営事業者がPeasyを導入する際には、Peasy専用機器を取り付けた専用車室を確保する必要があったが、今回アイテックのロックレス駐車場機器とPeasyがAPI連携することで、専用機器と専用車室の用意が不要でPeasyを導入することができるようになるとのことだ。
アイテック機器を設置する駐車場の事前予約・料金精算の手段が新たに追加されることで、運営事業者、利用者双方の利便性の向上が見込まれるという。
今後は、ナンバープレート認証を活用したPeasyの利用開始操作やPeasy利用可能駐車場のエリア・規模拡大などで、利用者の利便性向上をめざすとしている。
2社はこれからも、駐車場のデジタル化を見据え、互いのICTやアルゴリズム活用の強みを生かし、新しい駐車場事業の経営、運営形態の提案を通じて、MaaS時代の自動車移動を支える駐車場業界全体のDX推進とモビリティサービスの高度化に寄与していくとのことだ。