楽天が運営するフリマアプリの楽天「ラクマ」は、スマートフォン買い取りサービス「ラクマ中古スマホ買取」を、提供開始すると発表した。
同サービスは、申し込みから買取代金として付与される「楽天キャッシュ」の受け取りまで、楽天「ラクマ」のアプリ内で完結できるスマートフォン買い取りサービス。
ユーザーは「ラクマ中古スマホ買取」ページから買い取りを希望する端末の買い取り想定価格を確認し、同ページ上の申し込みフォームから氏名や連絡先などの本人情報の入力、オンライン本人確認システム「eKYC」での本人確認を経て、専門業者に買い取りを申し込むことができるという。
申し込み後、自宅に届く「買取キット」に端末を入れて郵送すると、専門業者による査定が行われる。
ユーザーは査定額を楽天「ラクマ」アプリ内の「お知らせ」から確認し、端末の買い取りを承諾すると、査定額相当の「楽天キャッシュ」がユーザーの楽天IDに付与され、取り引きが完了となるとのことだ。
なお、買い取られた端末にデータが残っていた場合は、専門業者が責任をもって消去するとしている。
また、一般的に買い取りの対象外となることが多い“ジャンク品”も同サービスの対象となっており、故障や破損によって使用されずに保管されていた中古スマートフォンを売却することができるとのことだ。
なお、本日1月25日から期間限定で、ジャンク品のiPhone 8を900円、iPhone Xを2,000円で買い取るという。
近年、情報漏えいに対するユーザーの不安により、不用となった多くの携帯端末が廃棄または自宅等で保管されていることが課題となっているという。
総務省の調査では、利用していた端末を廃棄または保管しているユーザーが約6割にのぼるという結果も出ており、楽天「ラクマ」でもユーザーを対象に「中古スマホの出品について」のアンケート調査を実施したところ、フリマアプリで中古スマートフォンを出品することに「抵抗がある」と回答したユーザー(1,723名)の「抵抗を感じる理由」(複数回答)は、約9割が「個人情報の漏えいが気になるから」(86.2%)となったとのことだ。
同サービスはこうしたユーザーの不安を解消し、中古携帯端末の流通増加に貢献できるよう、今回提供を開始。
楽天「ラクマ」は今後も、リユースを促進することで廃棄される不用品を少しでも減らし、循環型社会の形成に貢献していくとしている。