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新型コロナに関する論文をAIで検索できるシステムが無償提供

株式会社piponは2021年1月15日、人工知能(AI)におけるディープラーニング(深層学習)技術を活用することで、患者の疾患リスク要因別に関連する情報をリスト化し、表示できる論文検索システム「COVID19 Research Paper」を開発したと発表。医療研究者を対象に無償公開する。

研究者たちは日々、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンや治療薬の開発に向け、研究に取り組んでいる。日々数多くの新しい研究の成果が公表される一方、新型コロナウイルスに関する情報は氾濫し、各研究者が必要とする最新の情報を追い続けることが難しい状況が生まれているとのこと。

このような背景を受け、piponはこれまで培ってきた自然言語解析技術を生かし、世界最大の機械学習コンペティションのプラットフォーム「Kaggle」に保管されている論文のなかから、患者のリスク要因をキーワードに検索することで、簡単に関連度の高い論文が検索できる論文検索システムを開発した。

本システムは、ディープラーニングの技術を利用し、文章の意味を数値化することで、検索キーワードと関連性の高い論文を表示するという。

>>ニュースリリース

新型コロナ2月6日まで陽性者数23万4024人 GoogleのAI予測

なお、米Google(グーグル)が2020年11月17日に公開した、AIを活用した新型コロナウイルス感染症の感染予測サービス「COVID-19感染予測(日本版)」では、2021年1月10日から2021年2月6日の4週間にかけて、日本全国での陽性者数は23万4024人、死亡者数は4118人におよぶと予想されている。

今回、piponが発表した「COVID19 Research Paper」を含め、AIなどの最新テクノロジーを活用した取り組みが活用されることで、この状況が1日でも早く収束することを願いたい。

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