博多発祥のとんこつラーメンブランド「一風堂」は、2月1日から、植物由来の食材で作るラーメン「プラントベース赤丸」を、全国44店舗にて期間限定販売することを発表した。

「プラントベース」とは植物由来の原料で作られた料理や食品のこと。

健康や栄養面ではもちろん、近年では、畜産による温室効果ガスの発生を抑制したり地球資源の消費を削減するために、肉や乳製品などの動物性食材に頼らない食品として注目されているという。

一風堂が今回販売する「プラントベース赤丸」も、スープ、麺、具材いずれにも動物性の食材を一切使わず植物由来の原料で作られたラーメンで、一風堂の定番豚骨ラーメン「赤丸新味」をプラントベースに進化させたとのことだ。

今回、植物性油脂と大豆タンパクの研究開発を60年以上続けている不二製油とプロジェクトを組み、MIRACORE™と呼ばれる技術でとんこつ風のスープベースを共同開発。

豚骨を一切使わずとも、まるで生の豚骨スープのようなコクと深みのあるスープを実現し、卵を一切使用しない麺や、インゲン豆ペーストを素に作られたチャーシュー風のトッピング、ソテーしたキノコなど、植物由来の食材で全く新しい「赤丸新味」を表現しているという。

同社は、ゆくゆくはプラントベース専門のラーメンブランドを国内外に展開することも検討していく方針を示している。