Zホールディングスは、LINEによる同社株式に対する公開買付けに関する意見表明を発表した。

同社は、2019年12月23日付「LINE株式会社による当社株式に対する公開買付けの開始予定に関する意見表明のお知らせ」において公表。

2019年12月23日開催の取締役会において、LINEによる同社の普通株式に対する公開買付けについて、同日時点における同社の意見として、同公開買付けが開始された場合には、同公開買付けに賛同の意見を表明するとともに、Zホールディングスの株主が同公開買付けに応募するか否かについては、中立の立場をとり、株主の判断に委ねることを決議していたという。

今回の公開買付けの開始については、ソフトバンク、NAVER、公開買付者であるLINE、そしてZホールディングスの間で、2019年12月23日付で締結したZホールディングスおよびその子会社と、LINEおよびその子会社の経営統合に係る最終契約である経営統合契約書において、前提条件が充足されていることを条件としていた。

しかし、20日にLINEが公表した「Zホールディングス株式会社(証券コード:4689)株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」によれば、今回、LINEは、同前提条件の全てが充足されたことを確認したため、この公開買付けを開始することを決定したとのことであるとしている。

この公表を受け、Zホールディングスは、20日開催の取締役会において、同公開買付けに関して、2019年12月23日時点における同社の意見に変更はなく、同公開買付けに賛同の意見を表明するとともに、同社の株主がこの公開買付けに応募するか否かについては、中立の立場をとり、株主の判断に委ねることを改めて決議。

この公開買付けは、経営統合のための一連の取引の一つとして実施する公開買付け。

同社株式の上場廃止を企図するものではなく、この公開買付け後においても同社株式の東京証券取引所市場第一部における上場は維持される方針であるとのことだ。