空飛ぶクルマを開発してきた有志団体CARTIVATORは、団体名を「有志団体Dream On」と改称し、新たなテーマ「未来へのタイムマシン」の実現を目指して再始動すると発表した。
なお、今後の活動や具体的な計画内容につき、1月26日19:30~20:30にオンライン発表会を開催するとのことだ。
前身組織である有志団体CARTIVATORは、SkyDriveとの共同開発により、2020年8月日本初の空飛ぶクルマ有人デモフライトを実施。今後はSkyDriveが機体開発を続ける一方、有志団体は団体名や体制を一新し、新たなテーマで再始動するという。
団体名は、有志団体CARTIVATORから「有志団体Dream On」に改称。「自分達がやりたいことを追求し、それを通じて次世代に夢を提供する」というミッションに沿って命名。
共同代表は中村翼、福谷和芳の2名とし、「ものづくり創造拠点SENTAN」に加え、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー内「CIC Tokyo」を新たな拠点として活動するとのことだ。
また、運営母体である社団法人も、一般社団法人 CARTIVATOR Resource Managementから、一般社団法人 Dream-On Managementへと改称し、代表理事に中村翼が就任するとしている。
活動テーマは、空飛ぶクルマの機体開発から「未来へのタイムマシン」の実現へと一新。
このテーマは「タイムマシン」のハードウェア開発ではなく、仮想的な未来生活体験の仕組みづくりを行うものであるとし、具体的には、未来の生活像を描写した体験コンテンツと、フルダイブVRと呼ばれる、五感を含むあらゆる感覚を仮想世界に没入させる技術で、実体験に近い感覚で未来の生活を体験することを可能にするとのことだ。
同テーマの狙いは、描いた未来像の実現を加速させること、そして体験する人が自身の将来への気づきを得ることにあるとしている。
なお、中長期ビジョンは、世界中で未来生活が体験出来るテーマパークを展開すること。テーマパーク名はFuture Life EXperience Park、略称FLEX Park。
主な特徴は2つ。
1つ目は、実空間は一室のみのコンパクトさでありながら、仮想空間上では無限の広さを持つパークであること。
2つ目は通常のVRのような視聴覚の体験だけでなく、加速度や触覚などあらゆる感覚を体感することで、圧倒的な臨場感と没入感が得られることであるという。
体験後は、本当にその経験をしたかのような感覚を味わうことができるとしている。
また今回、活動についてのオンライン発表会を1月26日19時30分より開催。FLEX Parkの具体的な構想や今後の計画、協業プログラム等を説明するとし、配信ページより誰でも参加が可能とのことだ。