READYFORは、社会福祉法人中央共同募金会と連携し、災害支援の新たな仕組みとして「READYFOR×ボラサポ 災害支援基金」を設立したと発表した。
基金の設立により、発災後、災害救助法が適用された場合等に、速やかに基金を立ち上げ、クラウドファンディングを活用し寄附募集開始が可能となった。
また、被災地で復旧・復興活動を行う団体へ支援金がスピーディーに行き渡ることにより、初動期における被災者支援の活動がより充実化できると考え、最短10日で支援金の助成を行うという。
同時に「READYFOR×ボラサポ 災害支援パートナー企業制度」を開始。このプログラムの趣旨に賛同した企業に従業員寄附・ポイント寄附などオンライン完結型の寄附サービスの提供を行うという。
第一弾参画企業として、アサヒグループホールディングス、オムロンなどを含む10社の参画が決定したとのことだ。
「READYFOR×ボラサポ 災害支援基金」については以下になる。
(1)災害時における寄附について
現在、災害支援の現場に流れるおよそ8割は、被災世帯に対して見舞金を給付することを目的とした義援金。
義援金は、自治体などを通して、被災世帯に届くお金のため、災害復旧の現場を支えるNPOへは届かないという。
対して支援金は、被災家屋の片づけ、被災者への炊き出し、避難所における被災者支援、仮設住宅等におけるコミュニティ支援などの復旧・復興活動を行うNPO等に届く資金を指す。
(2)「READYFOR×ボラサポ 災害支援基金」とは
基金では、被災家屋の復旧に関する専門技術を用いた支援および避難所の運営支援などを行う「災害支援専門非営利団体」の活動に対して、最短10日程度で支援金を助成する。
なお、本基金に関しては、当社と中央共同募金会が連携し、「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)」において運用するとのことだ。
「READYFOR×ボラサポ 災害支援パートナー企業制度」については以下になる。
(1)「READYFOR×ボラサポ 災害支援パートナー企業制度」とは
「READYFOR×ボラサポ 災害支援パートナー企業制度」では、従業員寄附・ポイントやユーザーからの寄附・広報協力など各企業の支援ニーズに合わせたメニューを提供。
特に企業が寄附する際にネックとなる、寄附金の管理や集計、寄附先団体の選定や活動報告書の作成などの煩雑な作業をREADYFORと中央共同募金会が行うことで、企業の寄附活動を促進するとのことだ。
(2) 従業員寄附メニューの場合
<提供サービス例>
- 寄附決済機能・領収書発行代行
- 従業員の寄附先の提供・寄附件数・金額等の集計
- 団体の選定・審査・活動報告作成 等
<特徴>
READYFOR上で企業の従業員に寄付を支援してもらうため、様に新たなシステム開発費用や寄附金を募集するための決済手数料などは一切かからないという。
従業員寄附に加えて、企業が上乗せ寄附をするマッチングギフトにも対応可能となっているとのことだ。