メルカリは、2021年1月より、ダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)をさらに推進するための社内委員会「D&I Council」を設立したことを発表した。
メルカリは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションを掲げ、個々の多様な経験や視点を尊重した世界的に競争力のあるチームづくりを目指し、D&Iの推進をしてきた。
2018年3月に社員有志による活動として開始したD&I活動は、2019年2月より人事関連部門を中心とした正式な組織として発足。
以来、誰もが自分らしく活発に働けるような環境をつくるための人事制度の改善や、社員同士が支えあうコミュニティの醸成など、様々な活動を行ってきたという。
その結果、メルカリ東京オフィスのエンジニアリング組織の約50%(2021年1月時点)の社員が日本国籍以外で構成されるなど、社内におけるダイバーシティが加速している。
今後は、国籍の多様性のみならず、D&Iの推進をさらに強化し、競争優位性を確保する重要な経営戦略のひとつとして全社を挙げて取り組む必要があると考え、今回、メルカリ代表取締役CEOの山田をチェアパーソンとする組織横断の社内委員会として「D&I Council」を設立したとのことだ。
D&I Councilの概要は以下になる。
・目的:多様な経験や視点を尊重する環境を実現し、メルカリの「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションの達成に向けたイノベーションを加速させる。
・主な役割・機能
- D&I Roadmapの作成を通じた中長期的な目標の設定
- ビジネス・組織成長・人材育成のニーズに基づく全社D&I施策の優先順位の協議
- 各組織のD&Iに関連する課題の吸い上げとD&I施策の推進
- 経営陣のD&Iに関連する個人目標のモニタリングと評価
・組織体制:
D&I Councilチェアパーソン/メルカリ代表取締役CEO山田進太郎氏は以下のように述べている。
「「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッション実現に向けて、世界中の多様な社会に受け入れられるサービスを提供するためには、多様性に富んだメンバーの様々な視点やアイデアを尊重し、積極的に受け入れていく環境づくりが必要不可欠だと考えています。
D&I Councilを通じてD&Iを推進していくことにより、メルカリのミッション達成に向けたイノベーションを加速してまいります。」