サッポロ不動産開発は、同社が保有するシェア型賃貸住宅「シェビア恵比寿」において、ゴールデンバーグが開発および運営するAI搭載型無人販売機「スマートリテールテクノロジー de GO」の実証実験を1月15日より開始することを発表した。
「スマートリテールテクノロジー de GO」実証実験は、未曽有の感染症によるニューノーマルな時代を鑑み、人との接触機会を減らしつつ、こだわりの食材を時間をかけずに便利に購入できる場を提供することにより、日々の食卓を充実させるための取り組みだという。
同実証実験では、自動販売機で希少性の高い生鮮食材や加工食品などの“プレミアム食材”をラインアップし、忙しくて買い物や食事作りに時間はかけられないけれど美味しいものを食べ、健康に過ごしたいという現代の生活者のニーズに応えるサービスを展開。
期間は、1月15日~3月31日で実施される。
シェア型賃貸住宅ならではの個食ニーズに合わせ、農家から直送の野菜5~6種類がミックスされたサラダセットや手のひらサイズのスティック人参、また、電子レンジで温めれば食べられる新潟県産の釜炊きご飯や生卵などもラインナップ。
近くのコンビニやスーパーでは取り扱いが少ないレトルト食品やおつまみにもなる缶詰なども取り揃え、朝食などの食事からおつまみまで、こだわり商品を必要な分だけ購入できるという。
購入の事前準備は専用アプリと決済アプリのダウンロードのみ。
購入時に自動販売機のQRコードをスキャンし、庫内から好きな商品を取り出して、ドアを閉めるだけでキャッシュレス決済が完了する。
商品の購入データはリアルタイムに集積し、消費動向分析を行うことで利用者のニーズに対応したラインアップにしていくとのことだ。
また、居住環境内で買物が完結する利便性向上だけではなく、必要に応じて購入できることからゴミ廃棄・食品ロス削減へとつながり、社会課題の改善にも貢献できるものとしている。