メディカロイドは、手術支援ロボットシステム「hinotoriTM サージカルロボットシステム」(以下、hinotoriTM)の臨床での使用に必要なサーティフィケート発行のためのトレーニング施設「メディカロイド インテリジェンスラボラトリー 名古屋(略称:MIL™ – Nagoya)」を、愛知 藤田医科大学6号館に開設したことを発表した。

近年、外科手術においては、身体への負担を軽減する低侵襲手術が進展し、手術支援ロボットシステムは、医療従事者の方々のより精緻な手術をサポートするべく、医療現場で活用されている。

メディカロイドは、国産初の手術支援ロボットであるhinotori TMの製造販売承認を2020年8月7日に取得。

また、hinotori TMは2020年9月1日から「A2(特定包括)手術用ロボット手術ユニット(Ⅰ)」として保険適用された。

実際に手術支援ロボットシステムを臨床で使用できるようにするには、メディカロイドが、日本内視鏡外科学会からトレーニングプログラムの監修・承認を取得し、トレーニングセンターを開設することが必要になるという。

2020年12月のMIL™ – Kobe開設につづき、今回、日本2拠点目のトレーニングセ
ンターとしてMIL™ – Nagoyaを開設。

医療従事者の方々に、安全使用の為のテクニカルセーフティトレーニングプログラムを受講いただき、その修了をもってサーティフィケートが発行され、hinotori TMを臨床で使用することが可能になる。

今後も、hinotori TMを使用する全国の医療従事者が効率よくトレーニングプログラムを受講できるよう、トレーニングセンターの整備を継続していく予定とのことだ。

メディカロイドは、hinotori TMの普及を通じて、患者様、患者の家族、医療従事者、そのすべての人々が、安心して暮らせる、豊かな社会へ貢献していくとのことだ。