NTT西日本、「ChargeSPOT」の貸出機を福岡市の公衆電話ボックスに設置

西日本電信電話(以下、NTT西日本)、INFORICHは、福岡市にてNTT西日本が保有する公衆電話ボックス8か所に、INFORICHが展開するモバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」のバッテリースタンド(貸出機)を設置する実証実験を行うことを発表した。

公衆電話ボックスにて、モバイルバッテリーシェアリングを提供することは全国初の試みとなる。

公衆電話ボックスへのモバイルバッテリーシェアリングの拡大を通じて、利便性の向上および災害に強い安心・安全なまちづくりの実現に貢献するとのことだ。

自治体や企業等によるフリーWi-Fi(公衆無線LANアクセスサービス)の整備や、携帯電話事業者による積極的な提供エリア拡大などの動きを受けて、無線基地局の設置が急速に進んでいる。

NTT西日本では、公衆電話ボックスの新たな活用シーンとして、「公衆電話ボックススペース貸出しサービス」にて、設置場所を提供している。

INFORICHは、「公衆電話ボックスの更なる活用シーンをつくっていく」というNTT西日本の取り組みに共感し、いつでもどこでもスマホ等の充電が可能なモバイルバッテリーシェアリングサービスの「ChargeSPOT」をNTT西日本と連携し公衆電話ボックスに設置する実証実験を実施する運びになったとのことだ。

なお、INFORICHは、福岡市と防災協定を結んでおり、災害時に無料で「ChargeSPOT」を提供し、新たな災害対策スポットの構築に貢献していくとしている。

実証内容は以下になる。

NTT西日本が保有する福岡市内の公衆電話ボックス8か所に、INFORICHのモバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」のバッテリースタンドを設置し、利用頻度や採算性などからビジネス可能性の検証を行う。

設置概要

実証期間2021年1月15日から6か月程度
設置場所福岡市内8か所
設置端末ChargeSPOT
主な検証内容利用頻度、公衆電話利用者への影響確認 等

実証実験の結果をもとに、利用頻度や採算性などからビジネスの可能性を見極めた上で、中長期的には本実証実験の対象以外の公衆電話ボックスへ設置を拡大していくことなどを検討するとのことだ。

モバイルバージョンを終了