KDDI、450名の採用を計画 初任給制度は廃止 新卒配属確定採用を5割に「21年中途・22年新卒」

KDDIは、2021年度の中途採用計画および2022年度の新卒採用計画を決定したことを発表した。

5Gを活用した新規事業の創出や金融や決済などの非通信事業の拡大に伴い、450名の採用を計画しているという。

新卒採用計画では、短期的な経済状況に左右されることなく、前年同規模の260名の採用を計画。

2020年度入社者より開始している、初期配属を確約したジョブ型採用枠「Willコース」を5割に拡大するとのことだ。

対象コースは、これまでのデータサイエンスやソリューションエンジニアなどに加え、パートナーマネジメント (代理店営業)およびアカウントコンサル (法人営業)を新設し、12職種に拡大。

なお、2021年4月に入社する新卒社員から新人事制度が適用され、一律の初任給制度を撤廃し、能力に応じた給与体系が導入される。

また2020年度からジョブマッチングを目的として、有給の長期インターンシップを開始しており、今後拡大していく方針を示している。

中途採用計画では、過去最大の190名の採用を計画し、初めて採用数の4割超が中途採用になるという。

同社はデジタルトランスフォーメーション (DX)などの成長領域の事業拡大を進め、DX事業では、通信事業で培ったソリューション開発の経験とKDDIグループのアセットを活用し、顧客の経営課題を踏まえたDX戦略の策定とソリューション開発を担う人材を採用していくとのことだ。

特にDX推進コンサルタントやクラウドエンジニア、ソリューションエンジニアをはじめとする専門性を有する人材の採用を加速させるとしている。

なお、KDDIグループでも積極的に中途および新卒採用を行っており、KDDIグループのうち、KDDIエンジニアリング、ビッグローブ、中部テレコミュニケーション、auフィナンシャルホールディングス、エナリス、KDDIエボルバでは、2021年度の中途採用および2022年度の新卒採用において合計400名を超える採用を予定しているという。

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