Institution for a Global Society(以下、IGS)は、DXを推進する企業に対し、非連続なイノベーションを引き起こす人材育成を支援する教育プログラム「Dx GROW」の提供を2021年1月より開始すると発表した。
「Dx GROW」は日本郵便や、DX銘柄2020に選定された企業などに先行して導入されているという。
「Dx GROW」プログラムは以下のとおり。
ステップ1:アセスメントテストで、組織や個人のメンタルバリアを可視化
経営シミュレーションテスト、GROW360により学習者のデジタルへのバイアスやAI知識・活用度、リスク選好を可視化。個人と組織の現状を把握する。
ステップ2:DXに必要な知識と活用シーンをオンラインで網羅的に学ぶ
統計やAIに関する基礎知識、イノベーション創出に有効な思考フレームワークなどを、オンライン上の約2か月間のプログラムで学ぶ。
具体的なビジネスの課題をもとにDXに関する知識をどのようなシーンで活用できるかを体系的に学ぶことが可能。
振り返りシートや、テストにより、自身の学びを俯瞰的に確認することができる。
ステップ3:DXへのポジティブな感情を生成する
知識や活用シーンを学ぶことによって、DXに対する認識や感情にどのような変化が起きるのか、ステップごとに言語化を通して、内省する。DXに対するポジティブな感情変化を体験し、確認することができる。
IGSの調査から、DXを積極的に推進している企業はその他の企業に比べて、リスク消極型の社員が18ポイント高い結果となり、イノベーションの創出を妨げる組織のリスク回避姿勢に課題がある可能性が示唆されたことから、社内のDX推進を阻む“リスク消極型”人材の意識を3ステップで変革するプログラムの提供を開始するに至ったとのことだ。