アサヒグループ食品は、和光堂ブランドの乳幼児用ペットボトル飲料(計10品)の売上の一部で、世界の子どもたちを感染症から守る活動を応援する「世界の赤ちゃんにワクチンを」プロジェクトを2021年1月1日から12月31日まで実施することを決定したと発表した。

同プロジェクトは、期間中に購入された和光堂ブランドの乳幼児用ペットボトル飲料「ベビーのじかん」シリーズ全9品と『赤ちゃんの十六茶500ml』の計10品の売上の一部を、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」に寄付することで、ワクチンが不足している開発途上国のワクチン接種活動を支援するというもの。

乳幼児用ペットボトル飲料
「ベビーのじかん」シリーズ全9品と『赤ちゃんの十六茶 500ml』

ユニセフ(国連児童基金)とWHO(世界保健機関)によると、予防接種は、公衆衛生において最も成果を出し、費用対効果も高い取り組みとされている一方で、世界の子どもの10人に1人にあたる約2,000万人の子どもたちが、はしかやジフテリア、破傷風などから命を守る予防接種を受けられていないと報告されているという。

ワクチン接種の支援は、2009年から継続して行ってきた活動で、今年で13年目。

これまでに合計5,800万円を寄付し、特に支援を必要としているミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツに対して、約563万人分相当のワクチンを支援してきたとしている。

和光堂ブランドの歴史は、日本小児医学の創始者である弘田長(つかさ)博士が明治39年に開いた和光堂薬局が始まりで、当時、日本の乳幼児死亡率が非常に高く、「栄養不良で亡くなる子どもたちを救いたい」という思いから創業し、今もその思いはアサヒグループ食品に受け継がれているという。

アサヒグループ食品は、全ての人がいつまでも健康で、どのライフステージにおいても自分らしく幸せな生活を送ることを実現するために、グループ企業理念「Asahi Group Philosophy」とアサヒグループ食品長期ビジョンに基づいた「アサヒグループ食品ESG指針」を柱に、「地球環境の保全」「健康寿命の延伸」「いきいきと働く環境の創出」を3つのマテリアリティと定め、持続可能で豊かな社会の実現に貢献していくとのことだ。

また、世界の子どもたちにワクチンを届ける「世界の赤ちゃんにワクチンを」プロジェクトを本年も続けることで、健康の促進に取り組んでいくとしている。