JR各社は、年末年始期間(12月25日から1月5日まで)の利用状況を発表した。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う帰省等移動の自粛により、期間中の利用は大きく減少したという。また、大雪による影響で、各地の多数の線区で運休するなど影響もあったという。

各社の利用状況は以下。

JR東日本

期間中の新幹線・特急列車の利用状況は173.1万人、前年比33%。

期間中の新幹線・特急列車等の利用状況

主な線区の利用状況(上下計)

近距離の利用状況(交通系ICカードによる自動改札利用延べ人員等)
【12月25日~1月5日の12日間】 4,296万人   前年比 61.5%

JR西日本

年末年始期間の利用は、山陽新幹線で63.5万人(前年比29%)、北陸新幹線で13.0万人(前年比35%)、在来線で27.9万人(前年比29%)、あわせて104.4万人(前年比30%)と前年を大幅に下回る利用となったという。

利用のピーク日は、以下となっている。

行き(下り):12月26日 6.4万人
[山陽新幹線(4.0万人)、北陸新幹線(0.9万人)、在来線(1.6万人)]

 帰り(上り):1月3日 7.8万人
[山陽新幹線(4.9万人)、北陸新幹線(0.9万人)、在来線(2.0万人)]

京阪神地区の利用状況
京阪神地区の近距離券の利用者数は、前年比57%。

線区別の利用状況

京阪神地区(近距離)の利用状況
京阪神地区全体の近距離券の利用者数:76.8万人/日(前年比57%)

JR東海

2020年度の年末年始期間中は、新幹線、在来線ともに、12月30日から1月1日にかけて、各地区で降積雪や強風の影響を受けたほか、新幹線では12月30日に山陽新幹線での車両点検および飛来物の影響で、遅延や運休が生じた。それ以外の列車運行は、概ね順調に推移。

利用状況(前年比)は、新幹線が32%、在来線の特急列車が35%で、新幹線・在来線合計で32%。

利用が多かった日は、下りは新幹線が12月29日、在来線が12月26日、上りは新幹線、在来線ともに1月3日となったとしている。

特急列車の利用人員

利用が多かった日(年末年始期間中)

線区別利用状況(同日比較)

名古屋近郊[定期外乗車人員:自動改札集計]

静岡近郊[定期外乗車人員:自動改札集計]

JR九州

新幹線・在来線合計で約33万9千人(前年比約38.5%)の利用。利用の多かった日は、下りは12月25日、上りは1月3日とのことだ。

新型コロナウイルス感染症が再び拡大していることを受けて、帰省を控える動きが広がった為、前年を大幅に下回る利用であったとのことだ。

特急列車の利用人員

九州新幹線

在来線特急