ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーは、新年の仕事始めが目前となる2021年1月4日より、従来の形式に縛られた名刺・履歴書・職務経歴書の在り方を問う「ビジネス界の遺物展」を新宿と六本木にて開催すると発表した。
Wantedlyの新プロフィール公開と共に始動したプロジェクト「#つながり方改革」の元、ビジネスパーソン同士の「つながり方」をアップデートさせていくとしている。
ウォンテッドリーでは20代~40代のビジネスパーソンを対象に「名刺や履歴書、職務経歴書を活用したビジネスコミュニケ-ションに関する調査」を実施。
結果から、約6割が名刺交換相手のことを思い出せず困ったことがある、名刺交換相手のうち約7割の人とは交流がなくなっており、約9割が履歴書・職務経歴書では伝わりづらいものが多いと感じているということが明らかになったという。
これまで当たり前に行われていた名刺交換や、履歴書、職務経歴書を使った採用活動に対して、つながりが持続できていない、本来の自分の魅力を伝えきれない、という課題を多くのビジネスパーソンが感じていることが判明したとのことだ。
<調査サマリー>
- 名刺交換をしてしばらくした後、58%の方が相手の顔や特徴を思い出せなくて困った経験がある。
- 名刺交換をした人のうち73%の人とは継続した交流がなくなっている。
- 58%の人が対面前に相手の仕事内容や実績が把握できれば仕事がうまく回ると思うと回答。営業職の人は73%が同様に回答。
- 履歴書や職務経歴書では重要なポイントを見いだせない、という課題意識は採用担当者よりも転職経験者がより強く感じている。(具体的には「仕事への思い」「積極性」「コミュニケーションスキル」など)
- 転職活動者の90%以上が履歴書や職務経歴書では伝わりづらいものが多いと感じながらも、別途自己表現できる資料を作らずに転職活動を行っている。
<参考>調査データ
・調査:名刺や履歴書、職務経歴書を活用したビジネスコミュニケ-ションに関する調査
・調査方法:インターネット調査
・対象:20~40代のビジネスパーソン600名
・実施期間:2020年12月5日〜6日
同社は、2021年の仕事始めを目前に控えた1月4日から新宿の東京メトロ丸ノ内線新宿駅 プロムナードと六本木の東京メトロ六本木駅 日比谷線に「ビジネス界の遺物展」を開催。
ビジネス上のつながり方をアップデートさせるプロジェクト「#つながり方改革」を始動したウォンテッドリーとして、激変する社会において依然として従来の形式で使われ続けている名刺、履歴書、職務経歴書というツールの有用性について今一度考えるきっかけを作りたい、さらにWantedlyの新プロフィールがビジネスポートフォリオとして従来型のツールを代替することで個々人の魅力が自由に伝わる世界を作っていきたいという決意が込められているとのことだ。
「ビジネス界の遺物展」の紹介
「ビジネス界の遺物展」作品説明パネルの紹介
「ビジネス界の遺物展」概要
【掲出場所】
東京メトロ丸ノ内線新宿駅 メトロプロムナード、東京メトロ日比谷線六本木駅
【掲出期間】
2020年1月4日から1月10日予定
また、昨年12月より開催し、大きな反響があったオンライントークイベント「ぼくらの転機 ココロオドル仕事との出会い方」の次回ゲストが決定。
2021年1月12日開催の第2回はファッションデザイナーで実業家のハヤカワ五味さん、1月19日開催の第3回は独立研究者、著作家、パブリックスピーカーの山口周さん、1月26日開催の第4回には新R25編集長の渡辺将基さんを招くとのことだ。
聞き手役には、エッセイなどの作家活動を行う島田彩さんを引き続き迎え、キャリアにおける喜怒哀楽を象徴する出来事や転機、人生を変えた出会いと言葉、などについて話を伺うとのことだ。
さらに、ウォンテッドリーは、プロフィール作りを後押しするべく、一日限りのイベント「ウォンテッドリー写真館」を1月30日に開催するという。
同イベントでは、第一線で活躍している俳優、クリエイターのポートレートを撮影しているフォトグラファーの玉村敬太さんがその人の魅力を最大限に引き出すプロフィール写真を撮影しプレゼント。
ウォンテッドリーは、潜在転職者への認知形成、共感を軸とした人と企業の出会いの創出を提供しながら、入社後の従業員の定着、活躍を支援するエンゲージメント事業を推進しているという。
新たなWantedlyのプロフィールと「#つながり方改革」プロジェクトを通じて、ビジネスパーソンがオンライン上で互いのことをより深く知り、つながりを深め、スムーズなコミュニケーションや新たなコラボレーションを創出することで、Wantedlyが「はたらくすべての人のインフラ」となる世界の実現を加速させていくとのことだ。