日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、2020年8月13日に公表した株式譲渡に関する基本合意書に基づき、りそなホールディングス(以下、りそなHD)にディアンドアイ情報システムの株式を譲渡したと発表した。
これにより、りそなHDのディアンドアイ情報システムへの出資比率が15%から49%へ引き上がるとともに、ディアンドアイ情報システムは「りそなデジタル・アイ」へ商号変更を行い、りそなHDの戦略的パートナーとして新たなスタートを切るとのことだ。
- りそなデジタル・アイをDX領域の戦略的パートナーと位置づけ、りそなHDのDX戦略を加速へ
りそなHDはAPIなどの戦略的な活用を通じて、本格的なシステム統合を行うことなくバンキングアプリやファンドラップなどの独自の商品・サービスを地域金融機関へ提供するオープンプラットフォーム化を推進。
りそなデジタル・アイがりそなHDのDX領域の戦略的パートナーになることによって、異業種も含めた幅広い連携を加速させ、顧客に新たな価値を提供するとしている。 - DX人材の育成強化を通じて、顧客に新たな価値・体験を提供
りそなHDは日本IBMからのDX人材の受け入れやりそなHDの従業員をりそなデジタル・アイのDX要員教育プログラムに参加させることなどを通じて、DX人材の育成を強化していくとのことだ。
単なるデジタル化に留まることなく、仕組みやプロセスを構造的に変えることで、新たな顧客体験の創出に取り組んでいくとしている。