17LIVEが運営するライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」では、一般社団法人日本巡礼(以下、日本巡礼)との共同企画として、1200年の歴史が息づく世界遺産であり、日本を代表する仏教の聖地「高野山」の宿坊恵光院より、初の試みとなる「新春・護摩祈祷(ごまきとう)」のライブ配信を行うことが決定したと発表した。
弘法大師空海が開いた仏教の聖地である高野山をオンライン参拝できる同企画は、「17LIVE」初となる護摩祈祷をライブ配信するほか、僧侶の案内により高野山奥之院を参拝する様子を配信。
観て楽しみ学べるだけでなく、新年の無病息災や家内安全などの祈願内容をコメントすることで、オンライン護摩祈祷に参加することができるとのことだ。
「護摩」とは、「焚く」という意味のサンスクリット語である「ホーマ」の音訳したもの。密教における修法の一つで、護摩壇中央にある炉をご本尊と観念し、そこに護摩木をはじめとするさまざまな供物を投げ入れることで炉より炎を上げ、その炎で人々の煩悩・罪障を焼き払うという。
2021年は、新型コロナウイルスの影響で年始の参拝ができない人、寺社仏閣に訪れることができない人も自宅から「17LIVE」を通じて参拝や護摩祈祷に参加することができるとのことだ。
高野山をはじめとする寺社仏閣への参拝者や観光客も減少しているが、この期間においてはあらためて寺社仏閣の魅力を発信し、新型コロナウイルスが落ち着いた頃の参詣に繋げていきたい、特に若年層に対して高野山の魅力を発信していく方法としてライブ配信を活用したい、という思いで同ライブ配信を企画したとしている。
新年1月7日に行われるライブ配信では、護摩祈祷や高野山奥の院参拝のほか、宿坊や僧侶の生活など、普段なかなか知ることができない寺社仏閣情報の発信も行う予定とのことだ。
2部制の配信となっており、第2部の配信では「17LIVE」のオーディエンス(ライブ配信視聴者)のためだけに行われる護摩祈祷の様子を配信。
コメントにて祈願内容を募集するとし、新春に立てた祈願内容をコメントすることにより、祈願内容を書き写した護摩木を焚き上げることができるという。
高野山・新春護摩祈祷ライブ配信の概要は、以下の通り。
配信スケジュール(予定)
2021年1月7日14時30分から(1部)/16時30分から(2部)
配信場所:和歌山県 高野山
1部: 恵光院〜奥之院までの散策&ガイド/2部: 恵光院にて護摩祈祷
出演者:近藤説秀師(高野山恵光院 副住職)
配信内容:
(1部)
僧侶が高野山を案内し、高野山の見所や参拝時に知りたい寺社仏閣豆知識を伝授
恵光院〜奥之院までを、ガイドしながら散策(片道)
道中にある注目スポットの紹介(姿見の井戸、覚鑁坂、水向地蔵など)
僧侶の装束で案内、質問やコメントに答えながら案内
(2部)
「17LIVE」特別護摩祈祷
祈祷の様子をマルチアングルで配信
燃え盛る炎を至近距離でも撮影予定
マイイベントやギフト条件付で、祈願内容を募集
対象のギフトを送ると、護摩木に祈願内容を書き写し、焚き上げ(先着50名程)
配信アカウント:高野山チャンネル