渋谷の大晦日カウントダウン、今年は行わず大型ビジョンを時短 区長は自粛要請

東京都渋谷区は、渋谷スクランブル交差点を中心とする年末カウントダウンイベントの中止を発表している。

渋谷の年末カウントダウンイベントは、秩序ある渋谷駅周辺の年越しを実現するため、2016年の大晦日以降、区も一員として名を連ねる「渋谷カウントダウン実行委員会」の主催によって開催してきた。

しかし、今年においては、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ観点から、9月の段階で中止の発表。

2019年の大晦日 渋谷の様子

さらに今般、年越しに向けて渋谷駅や渋谷スクランブル交差点周辺に人が集まったり滞留してしまうリスクを軽減するため、渋谷スクランブル交差点を取り囲んでいる大型ビジョンを管理する各社に対し、通常24時まで広告映像などが放映されているところを、23時で放映停止するよう新たに要請を行ったという。

これにより、今年の大晦日の渋谷駅、渋谷スクランブル交差点周辺においては、年越しの瞬間を祝ったり盛り上げるような要素は一切ないとし、交通機関や初詣の状況も例年と異なるほか、天気予報では寒波の影響によりかなり冷え込むことも予想されているため、カウントダウンを目的とする渋谷駅周辺への来街を控えるよう呼び掛け。

また、報道関係者に対しても、渋谷駅周辺における取材活動が、結果的に人々の密集や騒ぎを助長している側面もあるとし、感染拡大防止に配慮した判断、対応を呼び掛けている。

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