アイリスオーヤマは、新型コロナウイルスの感染症流行に際して、政府の要望に応じて医療物資等の緊急増産を行い、国民生活の安定に大きく貢献したとして、2020年12月21日、梶山弘志経済産業大臣から感謝状を受領したことを発表した。
2020年春先の新型コロナウイルス感染症の急速な拡大期に、政府からの依頼を受け、中国の大連工場と蘇州工場の2拠点の生産に加えて宮城県角田工場へのマスク生産設備導入により、日本国内に2億3千万枚/月を供給できる体制を構築したことによるもの。
今後は家庭用マスクに加えて、医療機関で不足している「医療用N95マスク」と、現在も品薄状態が続いている「除菌ウェットティッシュ」を2021年秋に宮城県角田工場で生産する予定とのことだ。
同社は、日本国内における生活必需品の安定的な供給に貢献できるよう、これからも行政や業界団体と連携を図りながら、必要な支援に取り組んで行くとしている。