日本通運(以下、日通)は、世界各地から羽田空港に到着した貨物を対象とした輸入配送サービス「NEX-FORWARDINGあす配羽田」と「NEX-FORWARDING鉄配羽田」を12月24日から発売すると発表した。

羽田空港は、国内最大の消費地である東京にあり、関東近郊へ配達を行ううえで、非常に優位な立地にある。また、今年3月から羽田空港の国際線発着枠が拡大し、今後、国際線は大幅に増加することが見込まれているという。

同社は、フォワーダーとして唯一、羽田空港内に国内・国際貨物の双方を取り扱う作業拠点を運営。今年10月から集配拠点を稼働させるなど羽田空港内の事業基盤を強化してきた。

今回、羽田空港の立地優位性と日通の強固な事業基盤を活かした輸入配送サービスを提供するとのことだ。

各サービスの概要は以下。

「NEX-FORWARDINGあす配羽田」

【サービス内容】
羽田空港へ19:30までに到着するフライトに搭載された貨物を対象に、フライト到着日に輸入通関を実施。その後、関東近郊の顧客へ最短で翌日午前中にトラックで配送するサービス。

サービスの特長は以下。

  • 羽田空港内で輸入通関、配送用トラックへの積み込みを行い、速やかなオペレーションと国内・国際両拠点のタイムリーな連携により、成田空港到着時と比較し、約半日から1日のリードタイム短縮(同社比)を実現。
  • 混載トラックで配送を行うため、緊急時に貸切トラックを利用する場合と比較し、安価なコストで輸送が可能。

「NEX-FORWARDING鉄配羽田」

【サービス内容】
羽田空港に到着する貨物を羽田空港近くの鉄道貨物駅に搬入し、鉄道を利用して日本全国へ配送する、同社ならではのサービス。

サービスの特長は以下。

  • トラック輸送と比較して、安価なコストで日本全国へ配送が可能。
  • 鉄道輸送は、大量輸送が可能で定時性に優れており、環境負荷が最も少ない輸送手段となる。

日通は、今後も羽田空港の利便性と様々な輸送モードやネットワークを活用し、利用者に新たな価値を提供していくとしている。