良品計画は、生産工程を見直した「不揃いりんご」を、2020年12月18日より全国80店舗の無印良品で発売すると発表した。

無印良品は、生活者や生産者に配慮した商品・サービスを通して、世界の人々のくらしの役に立ちたいと考えているという。

衣・食・住という生活の基本の中でも、「食」は最も基本的な営みであり、なくてはならない領域であり、これまでも、日々の食卓に欠かせない青果の取り扱いを通じて、生産者の想いや数々の工夫といった情報を伝えてきたとしている。

昨シーズンは、青森県弘前市の成田農園と連携し、軸が取れてしまったり、色ムラやキズ、シミといった理由で一般の規格から外れてしまったりんごを全国30店舗で販売。

今年も引き続き同農園と協力し、さらに生産工程を見直した「不揃いりんご」を販売するとのことだ。

また、農業人口の減少や高齢化が進む日本国内において、これからもおいしい農産物を作り続けていきたいという想いから、互いにアイディアを出し合い、今まで当たり前としていた作業の削減に取り組んだという。

契約した畑で収穫したりんごは正規品も規格外も関係なくすべて販売し、総量は昨年の3倍、展開店舗は昨年の30店舗から80店舗へと拡大するとしている。

今回見直した3つの生産工程は以下。

  • 赤い色をつけるための作業
    • 反射シートの使用
    • 日光が当たるように果実を回転させる”つる回し”
    • 果実に日光を当てるための”葉採り”
  • 外観で選別する作業
    • 傷の有無を選別する作業
    • 色ムラの有無を選別する作業
  • サイズを細かく分ける作業
    • 通常7段階でサイズ選別するところを大・中・小の3段階選別に軽減

【「不揃いりんご」商品情報】

りんごを赤くするための葉をとる作業や傷や色などで選別する作業を省いたという。見た目は不揃いであるが、おいしさは変わらないとのことだ。

商品名:不揃いりんご(サンふじ)
規格:1個
消費税込み価格:100円~150円 ※大きさによって価格が異なる
販売開始日:2020年12月18日(金)※なくなり次第終了
取り扱い店舗:限定80店舗