寺田倉庫が運営するアートカフェ「WHAT CAFE(ワットカフェ)」は、2020年12月19日から2021年1月11日まで、「THE THINKERS」展を開催する。

「WHAT CAFE」は、アート業界の未来を担うアーティストの支援を目的とした芸術文化発信施設。ギャラリーとカフェが融合するアート空間は800㎡におよび、食事や飲み物を楽しみながら、日本のアート業界の未来を担うアーティストの作品を鑑賞・購入することが可能となっている。

    ©️naonori kohira

今回の展覧会では、写真家・小平尚典の写真作品にフォーカス。アートとテクノロジーの融合を可能にしたAppleの共同創業者であるスティーブ・ジョブズをはじめ、カウンターカルチャーと共に新しい革命を起こしたレジェンドたちの表情豊かなポートレイト写真に加え、アートカンパニーOVERALLsが写真から着想を受けて制作したアート作品を展示する。

また同展では、武蔵野美術大学の学生が自らと向かい合うことをテーマにした展示や来場者との共創アート企画、京都芸術大学の学生が禅とスティーブ・ジョブズをテーマにした映像作品で参加するという。

同社は、美術品保管を主軸に、美術品修復・梱包・輸配送・展示など、芸術家の情熱や美術品に込められた価値を未来に受け継ぐためのサポート事業を広く発展させてきた。

また、現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」・画材ラボ「PIGMENT TOKYO」・日本最大のギャラリーコンプレックス「TERRADA ART COMPLEX」などの芸術文化発信施設の運営を通じて、天王洲をアートの一大拠点にするための街づくりに取り組んでいる。

WHAT CAFEは今後も、アーティスト・コレクター・ギャラリーなど、現代アートの主たるステークホルダーをはじめ、より広いアートファン層に開かれた展示公開を行うための場を創出し、日本のアート市場の活性化を目指していくとのことだ。