東京駅まで60分以内、新築・中古の一戸建て価格相場が安い駅ランキング 新築は龍ケ崎市駅、中古は高柳駅に

SUUMO

リクルート住まいカンパニーが運営するニュースサイト「SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)」は、「東京駅まで60分以内、新築・中古の一戸建て価格相場が安い駅ランキング 2020年版」の結果をまとめて公表した。

東京駅まで60分以内の価格相場が安い駅TOP10 ~新築一戸建て編~

「新築一戸建て編」で最も価格相場が安かったのは、JR常磐線・龍ケ崎市駅。

価格相場は2,080万円で、市場に出ている物件の中央値は土地面積が約174平米、建物面積が約100平米という広さ。

東京駅までは55分、JR上野東京ラインに直通のJR常磐線を利用すれば乗り換えせずに1本で行くことができる。

市では2016年に龍ケ崎市駅周辺を整備する基本構想を策定し、同プランに基づいて「龍ケ崎市駅前こどもステーション」が誕生。

始業前に預けられた子どもたちを市内の保育園や幼稚園などに担当スタッフがバス送迎を行う「送迎ステーション」と、子育てに関する相談・情報提供・交流の場となる「子育て支援センター」の機能を備えており、働く子育て世代の力強い味方になっているという。

同社は「今後も駅北西部にある牛久沼エリアへの道の駅開設や、駅周辺道路の整備などが予定されており、発展が期待される街と言えるだろう。」と述べている。

東京駅まで60分以内の価格相場が安い駅TOP10 ~中古一戸建て編~

「中古一戸建て編」の1位は、東武野田線・高柳駅で価格相場は2,230万円。

市場に出ている物件の中央値は土地面積が約131平米、建物面積が約101平米という広さ。

東京駅に向かうにはまず東武野田線で柏駅へ行き、JR上野東京ライン直通のJR常磐線に乗り換え、計47分で到着する。

2020年3月のダイヤ改正により東武野田線は全線(大宮駅~船橋駅間)で急行列車の運転が開始し、本数も増発。

高柳駅は急行停車駅なので、急行に乗れば柏駅まで最短7分、船橋駅までは最短12分で行くことが可能になったという。

高柳駅は千葉県柏市の南端部に位置しており、駅から南西方面と南東方面へそれぞれ10分も歩くと千葉県の松戸市や鎌ケ谷市に入る。

高柳駅の西口に出ると、スーパー「ヤオコー」を核として100円ショップやリサイクルショップも備えたショッピングセンターが見え、駅東側にも2019年にオープンしたスーパー「ジョイフーズ高柳店」があり、駅の線路を挟んで西側と東側、どちらに住まいを構えても買い物がしやすいとのことだ。

同社は、「新築一戸建て編と中古一戸建て編のトップ10を見比べると、新築のほうが中古よりも価格相場が安く、土地面積は広い傾向が見られる」とした上で、

建物も、当時こだわって施工費をかけて建てられた中古がある一方、新築はまとめてプランニング・建築することでコストを抑えて手に入りやすくなっているといったさまざまな要因が掛け合わさり、ランキングだけ見ると新築一戸建てのほうが価格が低く見える複雑な結果となった」とコメントしている。

<調査概要>
【調査対象駅】東京駅まで電車で60分圏内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分圏内、物件価格相場3億円以下、築年数40年未満、敷地権利は所有権のみ
・新築一戸建て:新築物件(築1年以上の未入居物件を含む)
・中古一戸建て:築1年以上15年未満
【データ抽出期間】2020/6~2020/8
【物件相場の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出
【所要時間の算出方法】株式会社駅探の「駅探」サービスを使用し、朝7時30分~9時の検索結果から算出(2020年8月31日時点)。所要時間は該当時間帯で一番早いものを表示(乗換時間を含む)

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