リクルートマーケティングパートナーズが企画・制作する中古車情報メディア「カーセンサー」は、この1年で掲載されたモデルの中から、購入意欲の高さに着目し、ランキングを実施し、その結果を発表した。

カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2020は「トヨタ RAV4」

「カーセンサー」が保有する膨大なデータを基に、2019年11月1日~2020年10月31日までの中古車市場でユーザーから最も注目されたモデルを発表する「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」。

第7回目となる今回は、2019年4月にフルモデルチェンジした「トヨタ RAV4」がイヤーカーの栄冠に輝いた。

世界初となる新4WDシステムが搭載され、オンロード&オフロード両方の走行性能が格段に向上したミディアムサイズのSUVとなる。

上位は、クロカン/SUV、クーペ 
コロナ禍でユーザーがクルマに求める優先順位が変化

ボディタイプ別に見ると、半数以上がクロカン/SUV、クーペという結果に。ミニバン、ハッチバッグが上位不在のランキングは3年ぶり。

同時に、ランクインしたモデルの半数以上が昨年10位以下から大きく順位を上げた結果は「この1年の社会情勢がクルマへの関心、選び方に影響を与えた結果」(カーセンサー編集長)といえる。

この大きな順位変動は、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛や密を避けた移動の需要を背景に、生活スタイルが変化したことが影響している。

「密を避けつつ自由に移動したい」「大人数ではなく最小限の人数で」など、安心・安全へのニーズのほか、「クルマを活用してオフの時間を楽しみたい」「運転すること自体を楽しみたい」など、クルマに情緒さを求めるといった変化も引き起こしたことがうかがえるとのことだ。