NECパーソナルコンピュータおよびレノボ・ジャパン(以下、NECレノボ)は、全国の小中高校生の子供を持つ男女を対象に家庭における子供専用PCに対する意識と利用状況にする調査を実施し、その結果を公開した。
子供専用PCの所有率はコロナ前に比べ5%アップ、39%が所有
GIGAスクール政策(小中学校で生徒児童にPC1人1台配備)および小学校でのプログラミング学習の必須化などが考えられ、同調査でも2020年3月におこなった同様の調査結果と比較し、GIGAスクール政策への認知(25%→43%)、プログラミング学習意欲(18%→44%)もそれぞれ大きく向上している。
コロナ禍の影響とは別にPCによる学習への関心が高まっていることが明らかとなった。
一方でプログラミングが必須化されたにも拘わらず、小学生の所有率は依然として20%台にとどまっている。
子供自身もPCの必要性、関心は高く、実際の所有率と同じ39%の保護者がPCが欲しいと言われた経験を持つ。
一方年齢別にみると所有率では低めだった小学生は欲しいと思っているがまだ買い与えられてない(1~3年生欲しい27%→保有21%、4~6年生34%→24%)となり平均を下回っている。
さらに、子供に買い与えたきっかけを聞いたところ「オンライン学習のために必要になったから」「学校の授業で使うようになるから」と言った回答が上位を占め、コロナによる在宅学習が子供専用PCの購入のきっかけとなっていると思われる。
また、「子供が使うことで家族共用の端末が手狭になってきたから」という回答も上位にあり、コロナにより家族が在宅作業・テレワーク等をする機会が増え、家庭内の大画面の情報端末が不足しているという状況も垣間見えるとのことだ。
また、子供に送るお祝いとして聞いたところ、PCと回答した保護者は16%あり、かつて進学祝いの定番だった腕時計の20%に迫る人気となっている。
【調査について】
調査時期 20年10月27日~11月1日
調査方法 インターネット調査
調査対象 全国の小中高校生の子供を持つ男女
スクリーニング調査( n= 34,818 )
本調査 子供専用のパソコン購入者( n= 500、小150、中150、高200 )
子供専用のパソコン購入予定者( n= 1,000、小321、中257、高422 )
- <参照元>
- LENOVO『GIGAスクール政策、コロナ禍により子供専用PC所有率がアップ 子ども専用PCに対する意識や利用状況を調査』